USJの人気アトラクション「フライングダイナソー」に乗る予定の人たちのなかには、安全性について心配している人もいるはずです。冷静に考えれば、国内トップクラスのテーマパークUSJが危険な乗り物を提供するなんてことはあり得ない話ですが、不安を具体的に解消したい気持ちもよくわかります。
この記事では、「フライングダイナソーで死亡事故は起きているのか？」という疑問について考察しています。また、気絶した人の有無もまとめているので、フライングダイナソーの危険性について事実を知りたい人は参考にしてみてください。
USJのフライングダイナソーとは？
フライングダイナソーとは、ジュラシックパークをモチーフとしている絶叫系の人気アクションです。これに関しては、USJの公式HPで次のように紹介されています。
想像を絶する高低差と長さを誇る、最新鋭のフライング・コースター。暴走する恐竜プテラノドンに背中を掴まれ、全身むき出しで空を飛ぶ！ジュラシック・パークの世界のなかを360度振り回される、日常が吹っ飛ぶ“ありえない”スリル体験が、ここに。
USJ公式HP『ザ・フライング・ダイナソー』より引用（最終確認日：2023年11月5日）
テーマパークと言えば、乗り物系のアトラクションと言っても過言ではありません。フライングダイナソーは多くの利用者の心を奪う魅力的なジェットコースターなのです。なお、基本情報は以下の通りです。
| フライングダイナソーの基本情報 | |
|---|---|
| 身長制限 | 132cm以上および198cm以下 |
| 所要時間 | ３分間 |
| エクスプレスパスの対応 | 有 |
| フォトサービス | 有 |
| 定員 | ３２名（４名×８列） |
| 荷物の持込み禁止 | ロッカー・金属探知機によるチェックあり |
フライングダイナソーで死亡事故は起きている？
さて、過去にフライングダイナソーで死亡事故は起きているのでしょうか？
結論から言えば、これまでフライングダイナソーで死亡事故が起きたという事実はありません。いうまでもなく、絶叫系のアトラクションは乗客の安全管理を徹底するのが絶対要件ですから、事故が起きないように日頃からメンテナンスされています。
フライングダイナソーをはじめ他のアトラクションでも過去に死亡事故が起きたことはありません。ただし、５年以上前にフライングダイナソーが緊急停止してニュースになったことはあります。その概要は以下のとおりです。
大阪市此花区のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）」で1日、走行中のジェットコースター「ザ・フライング・ダイナソー」が緊急停止し、乗客64人が宙づり状態で5分以上～最長1時間57分取り残された。けが人はなかった。
週刊女性PRIME『USJがジェットコースター2時間宙吊り客に渡した「お詫びの品」』より引用（最終確認日：2023年11月5日）
2023年12月14日にもフライングダイナソーが突然止まるという事件が起きました。幸いにも、怪我人はいませんでしたが、宙吊り状態のまま止まっていたので相当な恐怖を体験したと考えられます。
乗客の立場になると、とてつもない恐怖感があったと思います。幸い怪我人もなく、救助が完了しました。テーマパークにとって死亡事故だけは絶対に起こません。その意味では、USJは日本国内の最高水準ともいえる安全管理を実行していると考えられます。
フライングダイナソーで気絶した人がいるのは本当なのか？
一方で、フライングダイナソーで気絶した人がいるのは、本当なのでしょうか？
事実かどうかは定かではありませんが、X（旧Twitter）で「フライングダイナソー 気絶」と調べると、検索結果に関連の投稿がいくつも出てきます。
とはいえ、「気絶した」という表現が意識を失ったとは必ずしも言えません。すなわち、それくらい迫力があって怖かったという感想を強調している可能性があります。
ただし、Gの影響でグレイアウトが発生する確率は決して０とは言えないでしょう。
とりわけ、低身長の人はグレイアウトのリスクが高いと言われています。乗車後に少しでも体調に違和感を抱いたら、パーク内の救護室に行きましょう。医療従事者が常時待機しているため、いざという時でも安心です。詳細はUSJの公式HPを確認してください。
USJは厳しい安全基準に基づいて運営されている
USJは利用者の安全を守るために、世界でも最も厳しい基準に基づいてパークの運営を行なっています。これに関しては、公式HPでも次のように記載されています。
施設の点検作業、検査、部品交換周期などの保守管理業務は、国が厳格な基準を定めています。ユー・エス・ジェイでは、ワールドクラスのエンターテイメント企業として、日本、アメリカ、ヨーロッパで定められている規格・管理基準の中から、最も厳しいルールを採用した独自の管理基準を定めています。
USJ公式HP『安全で快適な時間をお届け』より引用（最終確認日：2023年11月5日）
開園してから死亡事故を起こさずに運営しているのは素晴らしいことです。だからこそ、国内でもトップクラスの人気を誇るテーマパークとして地位を築き上げているとも言えます。その裏では、メンテナンスの担当者が日々、苦労していることが挙げられるでしょう。
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