警視庁によると、日本では毎年約8万人を超える行方不明者がいます。冷静に考えると、姿を消したまま見つからないなんて恐ろしいことですよね。その関連で毎年ディズニーランドで失踪する人がいるなんて噂も広まっているようです。実際のところ、パーク内で行方不明になる人はいるのでしょうか?
この記事では、「毎年ディズニーランドで失踪する人間の数はどれくらいなのか?」というフィクションのような問いかけについて真面目に考察しています。黒い噂の真相も取り扱っているので、都市伝説が好きな人は参考にしてみてください。
毎年ディズニーランドで失踪する人間の数は?
さて、毎年ディズニーランドで失踪する人間の数は、どれくらいいるのでしょうか?
結論から言えば、少なくとも日本のディズニーランドで失踪する人間は基本的にいません。
冷静に考えると、ディズニーランドやディズニーシーで毎年のように人がいなくなっていたら、メディアが大きく取り上げて、とっくの昔に閉園に追い込まれているでしょう。オリエンタルランドが力のある企業だったとしても、行方不明になった人の家族が流石に黙っているわけがありません。
もちろん、あれだけ広いパークですから、迷子になる人はたくさんいます。この点に対しても、ディズニーランドには迷子センターがちゃんと設けられており、小学生以下のお子さんを保護する体制もしっかりと確立されています。
いわゆる、都市伝説が好きな人たちのなかには、フィクションを真実のようにでっち上げてしゃべる人もいます。すなわち、ディズニーランドで毎年のように人が失踪しているなんてことは、それを信じた人たちや面白がっている人たちのネタ的な話に過ぎないのです。
ディズニーランドの黒い噂とは?
ディズニーランドで失踪する人がいるという都市伝説のほかにも、人々を不幸にするような黒い噂のような話が多々あります。「夢の国」という世界観からは想像もできない謎のストーリーが一部の消費者から巻き起こっているわけです。ここでは、事実とは遠くかけ離れているネタの一部を紹介していきます。
黒い噂1 カップルで行くと別れる
第1に、ディズニーランドにカップルで行くと別れるというバカらしい噂が流れることがあります。
そもそも特定の場所にカップルを別れさせる力なんてありません。もっと言えば、お互いに原因があるにもかかわらず、恋人と別れた人たちがディズニーランドのせいにしているだけなのです。実際、今、存続しているカップルの8割は3年以内に別れると言われています。
その意味では、カップルは基本的に別れる確立のほうが高いわけですから、ディズニーランドは関係ないのです。ミッキーからしても、勝手に自分たちのせいと言われても困りますよね。
黒い噂2 地下に会員制の秘密クラブがある
第2に、東京ディズニーランドの地下には会員制の秘密クラブがあるという噂があります。
たしかに、この世には、秘密結社に関する様々な噂が存在しますよね。人間が社会的な動物である以上、何らかの目的で組織を作って動くのは当然です。その意味では、会員制のクラブがあっても不思議はないかもしれません。
けれども、開園してから40年以上が経過しているディズニーランドの地下に秘密結社があれば、流石に名前くらいは流出しているはずです。存在の有無は確かではありませんが、いわゆる、「イルミナティ」や「フリーメーソン」などの結社は秘密であるはずなのに名前が出ていますよね。
どうやらオリエンタルランドのスポンサーなど特別な人しか利用できない「クラブ33」というレストランの存在が秘密結社があるという噂が生まれるきっかけになったようです。実際に、「クラブ33」は存在しますから、鵜呑みにしやすいのかもしれませんね。
黒い噂3 ホーンテッドマンションに幽霊がいる
第3に、ホーンテッドマンションには、本物の幽霊が混じっているという噂があります。
いわゆる、お化けに関しては科学が進展してもなお、多くの人が信じている一般的な伝説です。特に、心霊現象を体験してしまった人からすれば事実なわけですから、その発言には奇妙なリアリティがあります。その意味では、ホーンテッドマンションで怖い思いをしたことのある人たちはいるかもしれません。
しかしながら、人間は錯覚しやすい生き物でもあります。例えば、薄暗いところで歩いていると、木の影が人に見えるなんてこともあるわけです。
もちろん、この世にはわからないこともたくさんありますから、お化けがいる可能性も決して0ではありません。ただの幻覚なのか、それとも実在するのかは定かではありませんが、ホーンテッドマンションという心霊がテーマになっているコンテンツですから噂も生まれやすいと考えられます。
万引きしても捕まらないという都市伝説は嘘!
なお、たちが悪い都市伝説として「夢と魔法の国のディズニーでは万引きしても捕まらない」なんて大嘘も流布しています。はっきり言って、あり得ない話です。無論、イメージを守るために極力、ディズニーランドの運営会社が敢えて被害届を出さなかった過去はあるかもしれません。
しかし、ディズニーランドやディズニーシーでも、法に触れるような行為をすれば、逮捕されます。近年では、パレードに乱入した男性を威力業務妨害として現行犯逮捕されています。
変な噂を信じて、悪戯行為を企てれば、人生を台無しにするおそれがあるので、くれぐれも注意してください。オリエンタルランドの従業員やパークのクルーは、お客さんがディズニーの世界観を思う存分に楽しめるように日頃から努力を積み重ねています。そのスタンスを壊すようなことは絶対にやめましょう。
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