Airpodsを拾った時に位置情報はバレる？初期化されたらどうなる？

AirpodsやAirpods proは高性能である一方で小さいサイズであるため、どこかに落としてしまうことも少なくありません。実際、みなさんのなかには、「他人のイヤホンを拾った」という経験がある人たちもいるはずです。

AirpodsやAirpods proを喉から手が出るほど欲しい人たちからすれば、ついつい魔が刺して自分のものにしようと考えることもあるかもしれませんが、それは犯罪です。さらに、最新テクノロジーからAirpodsやAirpods proの場所を調べることも可能ですから、変なことは考えずに速やかに警察に届けましょう。

この記事では、「Airpodsを拾った時に自分の位置情報はバレるのか？」という疑問について考察しています。また、「拾い主が勝手にAirpodsを初期化した場合でも探せるのか？」という問題にも言及しているので参考にしてみてください。

Airpodsを拾った時に位置情報はバレる？

さて、Airpodsを拾った時に、今現在、自分がいる位置情報は持ち主にバレるのでしょうか？

結論から言えば、持ち主はAppleの「探す」アプリを通じてAirpodsの位置情報を把握できるため、拾ったことがバレる可能性は高いと考えられます。

Appleの「探す」アプリは、iPhoneやiPad、そしてAirPodsのようなデバイスを追跡するためのツールとして提供されています。このアプリを使用すると、持ち主は紛失したAirPodsが記録している最後の位置情報を確認できます。

すなわち、持ち主がその場所に行ったときに見つからなければ、だれかに拾われたことがわかるわけです。「探す」アプリの使い方についてAppleの公式サイトをチェックしてください。

さらに、AirPodsはBluetoothを利用して位置情報を送信します。これにより、近くに持ち主のiPhoneやiPadが存在する場合、そのデバイスと自動的にペアリングされて、位置情報が更新される可能性があるのです。

このため、あなたが移動しても、AirPodsの位置は持ち主の「探す」アプリにて更新され続けるわけです。この機能は、主に持ち主が紛失したデバイスを追跡・発見するために提供されていますが、不正に持っている者がいた場合、その位置を特定し、追跡する目的でも使用されます。

したがって、AirPodsを拾った際には、迅速に警察や近くのApple Storeなどに届け出ることをおすすめします。勝手に自分のものにするのは犯罪ですから、絶対にやめてください。

初期化されたら探せないのか？

一方で、AirpodsやAirpods proが拾った人によって初期化された場合、持ち主はアプリを使っても探せなくなるのでしょうか？

残念ながら、AirPodsを初期化またはリセットすると、それまでペアリングされていたデバイスとの関連が切断されます。これにより、持ち主の「探す」アプリからAirPodsの位置情報を追跡できなくなってしまうわけです。

つまり、初期化されたAirPodsは、技術的には新品の状態と同じとなり、これまでの所有者の情報や履歴が消去されてしまいます。

しかし、AirPodsが紛失した場所や最後の位置情報は、初期化前までの情報として「探す」アプリに記録されています。さらに、初期化するタイミングでiPhoneやiPadとペアリングされると、位置情報を更新できるかもしれないので、不正に遺失物を取得した人の場所を特定できる可能性はあります。

その場合、まずは警察に相談することをおすすめします。

拾ったAirPodsを売る人もいる

残念ながら、拾ったAirpodsやAirpods proを初期化して売る人たちもいます。

AirPodsは市場価値が高く、一般的なイヤホンと比べてもその価格は高価です。そのため、未使用や中古市場でも高値で取引されることが多く、拾ったAirPodsを売却しようとする動機は、金銭的な魅力からくる部分が大きいと言えます。

実際、中古ショップやオンラインオークションサイトには、不明瞭な出所のAirPodsが出品されるケースも報告されています。

しかしながら、拾った物品を売却する行為は法的には盗難に該当します。物を拾った場合、持ち主を探す努力をするか、最寄りの警察署や紛失物取扱所へ届け出るのが法律に定められた正当な手続きです。無断でその物品を自分のものとして扱う、特に販売する行為は、法的に重大な違反となり、罰金や懲役につながる危険性があるため、絶対に思いとどまるべきです。

また、AirPodsを売却した場合、持ち主や警察による調査が行われることも考えられます。特にシリアル番号や初期化前の位置情報など、技術的な情報を元に追跡や特定が試みられることもあるので、「これくらい大丈夫」と甘く考えるのはやめておきましょう。

探すアプリで位置情報を調べて警察に相談しよう

AirPodsなどの高価な電子機器を紛失した場合、気持ちは焦りや不安で一杯になることでしょう。しかし、現代のテクノロジーを活用することで、紛失したアイテムを追跡し、取り戻す可能性が格段に上がります。Appleが提供する”探す”アプリは、まさにそのための強力なツールです。

”探す”アプリを使用すると、紛失したApple製品の位置情報をリアルタイムで確認できます。この機能を使うことで、紛失した場所や現在の位置を特定することが可能となり、取り戻すための第一歩として非常に役立ちます。

しかし、この情報をもとに一人で行動を起こすのは危険です。相手は犯罪行為に手を染めているわけですから、暴力沙汰に巻き込まれてしまうリスクもあります。

だからこそ、アプリで取得した位置情報を元に警察に相談しましょう。警察は専門的な手続きや経験を持っており、安全に紛失物を取り戻すためのサポートをしてくれるはずです。面倒かもしれませんが、その一手間がトラブルを未然に防ぐ上で重要なことなのです。