Apple Music(アップルミュージック)で楽曲を探す際に、左側に「E」の文字が表示されていることに疑問を持ったことのある人たちもいるはずです。自分で何かしらのチェックをつけたわけでもないのに、どうしてeのマークが表示されているのでしょうか?
この記事では、Apple Musicの楽曲に表示されているeマークの意味を解説しています。また、解除方法や聴けない曲がある理由にも言及しているので、Apple Musicを利用している人たちは参考にしてください。
【Apple Music】eマークの意味
さて、Apple Musicに収録されているeマークには、どのような意味があるのでしょうか?
結論から言えば、Apple Musicのeマークとは、全米レコード協会(RIAA)が独自の基準で「未成年者にふさわしくない」と判断した楽曲に付与されるものです。
具体的には、ドラッグや暴力を肯定するようなセンシティブな内容が含まれる楽曲や歌詞には、eマークが付けられています。Apple Music以外の音楽サービスでも、この基準が採用されています。
音楽は表現の自由に支えられているコンテンツだからこそ、ジャンルやアーティストによっては非合法的な世界観が描かれている場合があります。一定の距離感を持って視聴すれば問題ないものの、悪影響を受ける可能性を否定できないことからマークを付ける必要性があるわけです。
eマークの解除方法
なお、楽曲に付けられたeマークを解除するには、どうすればよいのでしょうか?
結論から言えば、一度eマークを付与された楽曲はタイトルや歌詞が編集されない限り、消すことはできません。編集して承認された場合は「cマーク」に変更されます。その意味では、ユーザーから見たときに他の楽曲とはちょっと違う印象を持たれる可能性があるでしょう。
とはいえ、アーティストからしてみれば、自分が一度、世の中に発表した楽曲をeマークが付いたからといって変更するのは逆説的に邪道と考えるかもしれません。あくまでも、純粋な表現の世界ですから、そこには自由と誇りが込められているわけです。
eマークの曲を聴けないときの対処法
また、eマークが露骨な表現を含む楽曲である以上、年齢によっては視聴を制限されることがあります。その場合は、具体的にどうすれば聴けるようになるのでしょうか?
その方法は以下のとおりです。
eマークの曲を聴けないときの対処法
その他にも細かな制限がかかっている場合、この設定から変更が可能です。逆に言えば、未成年の子どもにeマークが付いた楽曲を聴かせたくないときは、「コンテンツとプライバシーの制限」からリミットを設けられることを覚えておきましょう。
eマークはコンテンツの安全性を管理するための基準
音楽をはじめコンテンツを提供するサービス側には、利用者の安全性を守る責任があります。本来的に、音楽は嗜好品であり、個々人の趣味に応じて自由に楽しむべきものです。しかし、なかには、人間の心をネガティブな方向に誘うものもないとは言えません。
表現に正義はないと言えばそれまでなのですが、言葉を素直に受け取ってしまう人たちにとっては暴力的な歌詞がきっかけで心理的に不安を覚えてしまう場合もあります。その意味では、eマークはユーザーの安全を守る大切な基準と言えるのです。
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