Apple Music(アップルミュージック)を利用している人たちのなかには、ジャニーズのアイドルグループが好きな人たちもいるはずです。しかしながら、いざ楽曲を検索しても有名な人気曲がなく、疑問を感じたこともあるでしょう。実際のところ、どうしてジャニーズの曲がないのでしょうか?
この記事では、Apple Musicにジャニーズがない理由を考察しています。また、今後、「サブスク解禁はないのか?」という疑問にも言及しているので、ジャニオタでApple Musicを利用している人たちは参考にしてみてください。
Apple Musicにジャニーズがない理由
さて、Apple Musicにジャニーズの楽曲がほとんどないのは、なぜなのでしょうか?
結論から言えば、元ジャニーズ事務所(現在は「STARTO ENTERTAINMENT」)が、Apple Musicなどの音楽系サブスクリプションサービスでジャニーズの音楽が聴けるようになると、売り上げが下がると判断していることが理由であると考えられます。
ジャニーズの各グループが発表する楽曲はCDで販売されています。ファンが応援の意味を込めて一人で複数枚のCDを買うという「推し活」を行うため、莫大な売り上げが出る構造になっています。だからこそ、サブスク解禁でCDが形骸化すると、その分の売り上げが落ちるという懸念があるわけです。
当然、熱心なファンからすれば、サブスクで楽曲が聴けるようになっても、CDを買うに違いありません。けれども、曲だけ聞いて満足する層も一定数いることを考慮すると、安易にサブスクを許すわけにもいかないと言えるでしょう。
ジャニーズのサブスク解禁はないのか?
それでは、今後ジャニーズのサブスクが解禁されることはないのでしょうか?
これに関しては、時代の変化に応じてジャニーズ系のアイドルグループが発表する楽曲がサブスクで聴けるようになる可能性はあるでしょう。そもそも現代では、音楽を聴く手段のほとんどはスマホあるいはPCです。実際、CDプレーヤーを使っている人たちは少なくなっていると推察されます。
また、冷静に考えると、日本国内では少子化が進んでおり、長い目で見るとファンの基盤は少しずつ弱くなっていくと推察されます。さらには、韓国アイドルの影響力も強くなっていることを考慮すると、ジャニーズの行末は決して明るいとは言えません。
だからこそ、ファンの市場をグローバルな視点にまで広げていく場合、サブスクで気軽に楽曲を視聴できたほうがよいという考え方もあります。したがって、近い将来のうちに経営方針を転換して、サブスクを解禁する可能性は決して0ではないでしょう。
とはいえ、長い歴史を歩んできた組織には、リスクある選択を受け入れられない保守的な発想が蔓がちです。防衛本能として冷静な判断を行うには必要ですが、時代が大きく変わるタイミングで適応できなければ、衰退を余儀なくされるでしょう。
ジャニーズの曲を聴くにはどうすればよい?
なお、現時点でジャニーズの曲をスマホやPCで聴くには、どうすればよいのでしょうか?
最も確実な方法はCDを購入して音声データをスマホとPCに取り込めばよいでしょう。ただ、YouTubeなどの動画共有サービスでは、ジャニーズの楽曲もアップロードされているため、聞こうと思えばネットでも十分にアクセスできます。
その意味では、完全ではないにせよ、すでにCDを買わなくても聞ける状況にあると言えます。繰り返しになりますが、ファンはサブスクが解禁されてもCDを購入するはずです。加えて、AKB48の握手券みたいにCDに何らかの特典が付与されるならば、購買力が下がる心配はないかもしれません。
もちろん、古参と呼ばれるファンたちの意向もちゃんと踏まえたうえで、慎重に判断する必要はあるものの、やり方によってはサブスクとCD販売を両立させる手段はあるように感じます。
Apple Musicでは諦めるしかない
残念ながら、Apple Musicでは、ジャニーズの曲をほとんど聞くことができません。サブスクが解禁されたら聴けるようになるに違いありませんが、その判断は必ずしも近い将来とは限りません。
新しい決断にはリスクが伴いますから、体制それ自体が大きく変わりつつあるジャニーズがいきなりサブスク解禁のようなアグレッシブな選択を取るのは難しいかもしれません。今後の行く末を見守っておきましょう。
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