みなさんのなかには、憧れの東京ディズニーランドや東京ディズニーシーでキャストとして働きたいと考えている人たちもいるはずです。人を喜ばせるのが好きならば、国内最高峰のテーマパークで仕事ができるのは嬉しいですよね。
また、夢と魔法の国を運営する一員として働けるのはファンとしても誇りに思えることかもしれません。けれども、いざ挑戦しても受からずにショックを受けている人たちもいるでしょう。実際のところ、どうして合格をもらえないのでしょうか?
この記事では、ディズニーキャストに採用されない原因について考察しています。また、受かりやすい人の特徴もまとめているので、「何としても働きたい」という思いのある人は参考にしてみてください。
ディズニーキャストに採用されないのなぜ?
さて、人を喜ばせるのが好きであるのにもかかわらず、ディズニーキャストに採用されないのはどうしてなのでしょうか?
こればかりは面接官によって採用を見送る理由は異なりますが、3つの原因があると考えられます。もし、落ちてしまった時は次に挙げる要因の有無を確認してみてください。
原因1 ディズニールックを満たしていない
第1に、ディズニールックを満たしていないことから採用を見送られている可能性があります。
ディズニーキャストはブランドを維持するために、その見た目にも厳格なルールが敷かれています。公式HPでも「ディズニールック」について以下のように記載されています。
東京ディズニーリゾートでは、ゲスト(お客様)に好感をもっていただける身だしなみを保つことを目的とした「ディズニールック」という基準を設けています。ヘアスタイルやヘアカラー、メイクなどの基準があり、働く施設や職種の区別なく、すべてのキャストが守るものです。キャストになることが決まりますと、入社までに以下の基準に整えていただく必要があります。
東京ディズニーリゾート公式HP『ディズニールック』より引用(最終確認日:2023年12月12日)
もちろん、面接時に全ての基準を満たしている必要はありませんが、あまりにもイメージがかけ離れている場合はルールの遵守が難しいと判断されてしまう可能性があります。そのため、面接時にはできるだけディズニールックに合わせておくことをおすすめします。
原因2 笑顔が強張っている
第2に、緊張などで笑顔が強張っていることがキャストに採用されない原因かもしれません。
いうまでもなく、ディズニーキャストには、お客さんを笑顔でもてなすホスピタリティ精神が求められます。せっかくのパーク体験もスタッフの表情が暗かったら、夢と魔法の国に来た感覚は失われますよね。だからこそ、笑顔をはじめ明るい印象は非常に重要な評価ポイントであると推察されます。
もちろん、面接のような場面では緊張して表情が硬くなるのは自然なことかもしれません。けれども、いつ如何なる時もお客さんの明るく接客しようとする振る舞いや精神性を感じさせる態度で臨まないと、面接官も一緒に働けるイメージを持てなくなってしまうおそれがあるのです。
原因3 人気の役割に応募している
第3に、競争率の高い人気の役割に応募していることが原因であると考えられます。
ディズニーキャストには複数の職種があります。特に、人気なのはやはりお客さんをもてなす役割を担う「接客系」の業務であると推察されます。例えば、「カストーディアルキャスト」や「アトラクションキャスト」は応募が多いと言われているので、倍率も高くなることが予想されます。
もし、キャストの職種にこだわりがないのであれば、応募者から注目されづらい職種を狙うのも戦略として有効であると言えるでしょう。
ディズニーキャストに受かりやすい人の特徴
それでは、ディズニーキャストに受かりやすい人は、総じてどのような特徴があるのでしょうか?
東京ディズニーリゾート公式HPに掲載される情報を踏まえると、採用されやすい人の特徴は大きく4つあると考えられます。
ディズニーキャストに受かりやすい人の特徴
- その1 清潔感がある。
- その2 笑顔が爽やかである。
- その3 テキパキしている。
- その4 既存のキャストからの紹介を受けている。
実のところ、ディズニーキャストには友人紹介のシステムが用意されています。これに関しては、公式HPで次のように説明されています。
キャスティングスカウトは、新たに東京ディズニーリゾートで働いていただける方を、ディズニーキャストが紹介する制度です。制度を利用しご入社されますと、紹介した方、された方に特典をご用意しています。
東京ディズニーリゾート公式HP『キャスティングスカウト』より引用(最終確認日:2023年12月12日)
具体的には、紹介で働き始めた場合は、紹介した人と紹介された人に5,000円が支給されます。もし、キャストに知り合いがいる人は紹介を依頼するのも選択肢のひとつでしょう。
ディズニーキャストの倍率
なお、ディズニーキャストの倍率はどれくらいなのでしょうか?
ディズニーキャストの採用に関する倍率は非公開情報です。各記事によって数値に隔たりがあり、あまり参考にならないのが実情です。とはいえ、準社員だけでも16,000人を超えていますから、2桁以上の倍率にはならないと推定されます。
ただし、時期や職種によっては一時的に倍率が高くなるおそれもあるでしょう。キャストに関する情報を掲載されているページの内容をよく読んでから面接に臨むことを推奨します。
顔採用なのか?
また、ディズニーキャストのようなエンターテイメント分野の職種は容姿の良さが採用基準として重要なのでしょうか?
結論から言えば、ディズニーキャストは決して顔採用ではありません。誤解を恐れずに言えば、おばさんやおじさんなどの中高年に位置する人たちもキャストとして活躍しており、いわゆる「イケメン」や「美女」ばかりで構成されているわけではないのです。
しかしながら、顔の形というよりも表情の豊かさは重視されると考えられます。お客さんと接する意味では、やはり、「爽やかで清潔感のある印象」はディズニーのブランドイメージとして重視されているはずです。その意味では、顔よりも日頃の過ごし方から生まれる身のこなし方が大切だと言えるでしょう。
実際、公式HPのキャストに関するページに掲載されている人たちの様子は、みんな総じて笑顔がキラキラしています。その表情こそがホスピタリティの最低要件として求められるのかもしれません。
募集ページをよく読んで挑戦しよう
ディズニーキャストに採用されないのには、それなりの理由があるはずです。その要因を詳細に分析するならば、採用ページをよく読んで自分とのギャップを特定することが重要です。
一度落ちたからといって、次回も必ず不採用になるとは限りません。少なくとも半年程度を目安に一定の期間を置いて自分磨きを実践してみてください。その努力で変わった様子を見れば、面接官も態度を一変させるかもしれません。憧れの夢と魔法の国で働きたいという想いが叶うことを願っています。
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