ディズニーランドで障害者手帳を使うメリット3選|並ばないのは本当?

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ディズニーランドで障害者手帳を使うメリット3選|並ばないのは本当?

ディズニーランドやディズニーシーでは、障害者手帳を持っている方を対象にしたサービスが用意されています。心身に不自由があったとしても、パークの体験に差し障りがないように配慮されているのは、嬉しいことですよね。とはいえ、具体的にどのような利点があるのでしょうか?

この記事では、ディズニーランドで障害者手帳を使うメリットを紹介しています。また、「障害者手帳を持っている場合は並ばなくてもよいのか?」という疑問について考察しているので、ディズニーランドやディズニーシーに行こうと考えている人たちは参考にしてみてください。

目次

ディズニーランドで障害者手帳を使うメリット3選

さて、ディズニーランドで障害者手帳を使うことには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

ここでは、障害者手帳を持っている人たちを対象に提供されている3つの利点を紹介します。

メリット1 チケットが安くなる

第1に、障害者手帳を持っているとチケットが割引になるというメリットがあります

これに関しては、東京ディズニーリゾートの公式HPで割引価格について次のように記載されています。

チケットの価格

大人 ¥6,500 – ¥8,700
中人 ¥5,300 – ¥7,200
小人 ¥3,800 – ¥4,400

東京ディズニーリゾート公式HP『1デーパスポート(障がいのある方向け)について』より引用(最終確認日:2024年1月30日)

上記の引用を踏まえて、チケットの通常価格と比較すると、以下の表のとおりになります。

属性通常価格(A/B/C/D)割引後の価格(A/B/C/D)
大人(18歳以上)9,400円/8,900円/8,400円/7,900円7,400円/7,100円/6,800円/6,500円
中人(12〜17歳)7,800円/7,400円/7,000円/6,600円6,200円/5,900円/5,600円/5,300円
小人(4〜11歳)5,600円/5,300円/5,000円/4,700円4,400円/4,200円/4,000円/3,800円

大人料金だと最大2,000円近く割引になるのは経済的にもありがたいですよね。

メリット2 同伴者も割引になる

第2に、障害者手帳を持っている方と一緒に行くまた同伴者にも割引が適用されるというメリットがあります

障がいの状態によっては他人の力を借りる必要がある人もいるでしょう。とはいえ、自分の都合で同伴する人だけ負担が増えてしまうのは心理的にも辛いですよね。けれども、ディズニーランドやディズニーシーでは、同伴者1名まで障害者手帳を所有する人と同じ値段でチケットを購入できるんです。

これに関しては、公式HPでも明確に記述されています。

・同伴者1名(証明書をお持ちの方1名に対して同伴者1名に限り購入できます。)
※アトラクションなどの利用には健常者の同伴が必要です。同伴についてくわしくはこちら

東京ディズニーリゾート公式HP『1デーパスポート(障がいのある方向け)について』より引用(最終確認日:2024年1月30日)

心身の状態にかかわらず、だれもがパークを楽しめるような工夫があるのはユニバーサルなデザインとして高く評価できるでしょう。

メリット3 ディスアビリティアクセスサービスを使える

第3に、ディスアビリティアクセスサービスを利用できるというメリットがあります

ディスアビリティアクセスサービスとは、アトラクションを利用する際に列に並ばないで待つことのできるサポートサービスを意味しています。いうまでもなく、ディズニーランドやディズニーシーでは、人気アトラクションになると2時間近く立った状態で待つのが普通です。

しかし、身体機能に不都合を抱えている人たちからすると、その待ち時間がハードルになってディズニーのアトラクションを断念せざるを得ないという事情もあります。だからこそ、オリエンタルランドでは、このような優遇措置を用意しているわけです。

具体的には、以下の条件に該当する人たちがディスアビリティアクセスサービスを利用できます。

ディスアビリティアクセスサービスを利用できる人の条件

  • 身体障碍者手帳
  • 精神障害者保健福祉手帳
  • 療育手帳 (愛の手帳 緑の手帳)
  • 被爆者健康手帳
  • 戦場疾病者手帳
  • 障害福祉サービス受給者証

当然、同伴者も一緒に利用できるので安心してください。本サービスを利用するときは、アトラクションのキャストに直接、申し出てください。その際に、上記の受給者証とグループの方全員のパークチケットを提示する必要があります。

メインストリート或いはハウスゲストリレーションでも登録の手続きが可能です。悪用防止のために、顔写真などの撮影があるので注意してください。

キャストから時間を指定されるので、そのタイミングでアトラクションに向かってください。アプリで待ち時間を管理できるので、事前にインストールしておくことをおすすめします。

障害者手帳を使用する際の注意点

なお、ディズニーランドやディズニーシーで障害者手帳を使用する際には、いくつかの注意点があります。ここでは、気を付けるべきポイントを大きく3つの視点から説明していきます。

注意1 手帳の原本或いはアプリが必要になる

はじめに、障がいを持っている方がサポートを受けるためには、各種受給証の原本或いは障がい者手帳アプリが必要になります。

コピーでは対応できないので必ず持参するようにしてください。こればかりは忘れてしまうと、キャスト側でも融通を効かせることができないので、最悪の場合、パークインできないことにもなりかねません。

家を出るまでに本人はもちろん、同伴者も一緒に手帳或いはアプリの有無を確認しましょう。

注意2 他のアトラクションに乗れない

続いて、ディスアビリティアクセスサービスを利用する際は対象のアトラクションを体験し終えるまでは、他のアトラクションに乗れないので気をつけてください。

待ち時間を調整する以上、遅れることはNGです。そのため、他のアトラクションを利用できないようになっているわけです。待ち時間を少しでも有効活用したい気持ちもあるかもしれませんが、ルールにしたがって待つようにしてください。

注意3 待ち時間が長くなることもある

最後に、通常よりも待ち時間が長くなる場合があるので注意してください。

これに関しては、東京ディズニリゾートの公式HPにも明確に記述されています。

お手伝いの内容やアトラクションの特性により、通常列に並ぶ時間より長くなる場合があります。

東京ディズニーリゾート公式HP『1デーパスポート(障がいのある方向け)について』より引用(最終確認日:2024年1月30日)

例えば、通る場所を確保したり、それに伴って来場者を誘導したりするなど、キャスト側にも一定の準備が必要になる場合があります。その結果、想定したよりも待ち時間が長くなって、パークを周遊する計画に支障が出るかもしれないことに留意しておきましょう。

思う存分楽しもう

ディズニーランドやディズニーシーは、障がいを持っている人でも楽しめるように設計されています。生まれつきの病気や事故で心身の一部がうまく機能しなかったとしても、決して諦める必要はありません。

健常者の同伴者が必要になりますが、「迷惑をかけて申し訳ない」と塞ぎ込むことはありません。だれだって、年齢にしたがって次第に身体機能が低下していきます。その意味では、いずれはだれだって何らかのトラブルを心身にきたすのです。

むしろ、どんな境遇でもみんなで一緒に楽しむという気持ちが大切です。もちろん、筆舌に尽くせないような大変な思いをしている人たちもいます。けれども、それでも人生は自分のものです。是非、これを機会に思う存分、ディズニーを楽しんでください。

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