みなさんのなかには、くせ毛で悩んでいて縮毛矯正を検討している人たちもいるはずです。実際、ヘアアイロンで毎日のように真っ直ぐに伸ばしても、時間が経てばうねりが出てきてしまいがちです。髪が傷んでしまうことも考えると、縮毛矯正は有力な施術であると言えます。
ただ、いざ美容院で縮毛矯正する際に、前髪はどうすればよいのでしょうか?
この記事では、「前髪の縮毛矯正はしない方がいいのか?」という疑問について考察しています。前髪に縮毛矯正を行う場合のメリットとデメリットもまとめているので、これから髪を整えようと考えている人たちは参考にしてみてください。
前髪の縮毛矯正はしない方がいいのか?
さて、前髪の縮毛矯正はしない方がいいのでしょうか?
結論から言えば、髪型や髪質によっては前髪に縮毛矯正する人もいます。例えば、前髪が縮れていたり、くせ毛がひどかったりする場合、縮毛矯正で直毛に固定したほうがよいという判断もあるわけです。
その意味では、前髪への縮毛矯正を実施するかどうかは美容師に相談するのが一番よいでしょう。なお、縮毛矯正は複雑な技術であるため、美容室を選ぶときはメニューの強みに位置付けている場所にしたほうがよいです。実際、縮毛矯正を失敗されてチリチリになったなんて事例もたくさんあります。
前髪にかけるメリット
それでは、前髪に縮毛矯正をかける際のメリットについて把握しておきましょう。利点を事前にわかっておけば、判断するのに役立つはずです。ここでは、代表的な3つの長所を紹介します。
メリット1 ヘアアイロンがいらない
第1に、前髪が直毛になることでヘアアイロンをかける必要がなくなります。
その結果、時間を短縮できることに加えて、髪の毛が痛みづらくなるというメリットがあります。みなさんのなかには、くせ毛が強く、学校や仕事に行く前のスタイリングに時間がかかっている人たちもいるはずです。寝坊した日は1日中のテンションが最悪なんてこともあるかもしれません。
けれども、前髪を縮毛矯正すれば、その手間はなくなるので余裕を持って朝の時間を過ごせるでしょう。これは大きな利点と言えるはずです。
メリット2 くせ毛に悩まなくなる
第2に、前髪のくせ毛が直毛に固定されるので悩まされることがなくなります。
髪質は遺伝の関係もあって、ヘアアイロンで頑張っても時間が経てば、伸ばしたくせ毛が目立ってしまうなんてことも珍しくありません。髪の毛の構造を変えない限りは、くせは残り続けるわけです。
しかし、縮毛矯正は科学反応でくせ毛の構造そのものを変えるので、時間が経過して元に戻るなんてことは原則としてありません。したがって、クルクルや縮れ毛に悩まされている人からすれば、ストレートのヘアスタイルを楽しめる手段のひとつなのです。
メリット3 顔の印象が変わる
第3に、前髪は顔の印象を左右する重要な部分ですから縮毛矯正で印象を変えることが可能です。
特に、くせ毛が強ければ強いほど、イメチェンの効果は絶大です。女性でロングヘアスタイルの人ならば、よりエレガントで大人っぽい雰囲気になるでしょう。また、男性でも、チリチリな髪の毛でボサボサした感じからストレートに変わるだけで爽やかな印象を作れます。
ただし、前髪の長さによってもスタイルが異なるため、美容師とよく相談してください。
前髪にかけるデメリット
一方で、前髪に縮毛矯正をかえるときにデメリットがあることも忘れてはいけません。短所を知らないで施術を受けると、後悔することにもなりかねないので注意しましょう。ここでは、大きく3つのデメリットを紹介していきます。
デメリット1 自然なカールを作れない
はじめに、縮毛矯正された前髪は直毛になるので自然なカールを作りづらくなります。
前髪もシャキーンとした感じでまっすぐになるので、ナチュラルに流しづらいわけです。すべての髪の毛がまっすぐだと全体的なバランスが悪くなることがあるので、ヘアスタイルやくせ毛の強さに応じて、前髪への適用を検討することをおすすめします。
デメリット2 ケアしないと傷んでしまう
続いて、縮毛矯正は髪の毛にかける負担を大きいので、ケアしないと前髪が傷んでしまいます。
縮毛矯正は髪の毛にあるタンパク質の構造から変更する科学の力によって実現されます。そのため、想像している以上に髪の毛に対するダメージが大きいのです。洗い流さないトリートメントなど、日頃から念入りにケアしないと、枝毛やアホ毛が出やすくなるので気をつけてください。
縮毛矯正をかける際に、美容師に日常的なケアの仕方についても相談しておきましょう。
デメリット3 伸びたら違和感が出る
最後に、縮毛矯正は伸びた分の前髪には反映されないので違和感が出る場合があります。
前髪は髪型の中でも最も目に入りやすいので、伸びた分との違いが目立ってしまうおそれがあるのです。当然、前髪の伸びた分だけを縮毛矯正をかけるために美容院に行くのは現実的ではありませんから、伸びたときのことを想定して馴染ませやすいようなヘアスタイルにしないとカッコ悪くなるかもしれません。
失敗したときはすぐに相談しよう
前髪に縮毛矯正をかけるかどうかは、髪質や髪型の方向性によって判断すべきことです。また、メリットやデメリットもあるので、双方を比較検討したうえで最適な選択肢を取る必要があります。ただ、素人にはいまいちピンとこないのも事実ですから、信頼できる美容師に相談するのが一番よいでしょう。
また、縮毛矯正は失敗するケースもあります。その際は、黙っていないでおかしいとちゃんと美容師に伝えてください。美容師も商売ですから分からない人には正直に伝えずにそのまま放置するなんてことも十分にあり得ます。
高額な金銭を払って失敗されたとなれば、大損です。せっかく、勇気を持ってイメチェンしようとしているのですから、毅然とした対応を心がけてくださいね。
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