【ハウルの動く城】マルクルの正体は?声優やセリフ、部屋の中を隠す理由

【ハウルの動く城】マルクルの正体は?声優やセリフ、部屋の中を隠す理由

ジブリ映画『ハウルの動く城』に登場するハウルの弟子マルクルは愛らしいキャラクターです。みなさんのなかにも、小さな魔法使いマルクルが好きな方たちもいるはずです。

しかしながら、その存在は謎に包まれており、「マルクルの正体を知りたい!」という人もいるのではないでしょうか。実際、映画の中では、マルクルの背景についてはほとんど語られていません。

この記事では、マルクルの正体について解説しています。また、声優やセリフ、映画の中で出てくるひげの変装にも言及しているので、『ハウルの動く城』が好きな方は参考にしてみてください。

目次

【ハウルの動く城】マルクルの正体は?

さて、『ハウルの動く城』に登場する小さな男の子マルクルとは、一体どのような人物なのでしょうか?

結論から言えば、マルクルの正体はハウルの弟子です。原作では、黒髪で背の高い15歳の少年として登場しますが、映画の中では10歳にも満たない少年のようなキャラクターとして描かれています。覚束ない様子で魔法を使うところも愛らしく、城の中でハウルと一緒に暮らしています。

ソフィーがハウルの城に訪れた当初はよそよそしい対応でしたが、次第に打ち解けていき、甘えるようになっていきます。具体的な背景はほとんど語られていませんが、ある日突然、ハウルの城に住みつくようになったことを考慮すると、戦争孤児だったのかもしれません。

声優は神木隆之介

映画でマルクルの声優を務めているのは神木隆之介さんです。2004年に『ハウルの動く城』が公開されたので、当時の神木さんは11歳でした。今となっては日本を代表する若手俳優の一人として活躍していますが、小さい頃からジブリ映画に出演するなどスターとしての頭角を表していたのです。

2023年で30歳を迎えた神木さんは『ハウルの動く城』以外にも新海誠監督の大ヒット映画『君の名は。』の立花瀧役や『サマーウォーズ』の小磯健二役など、声優としても精力的に活動し続けています。透明感のある神木さんの声は今もなお人々の心を魅了しているのです。

マルクルの名セリフ3選

それでは、『ハウルの動く城』のシーンでマルクルが残した名セリフを紹介していきます。

セリフ1 待たれよ

はじめに、マルクルの名セリフと言えば「待たれよ」です。このセリフはマルクルファンたちの間で最も人気であると言っても過言ではありません。

マルクルは魔法でひげをはやしたおじいさんに変装できます。ハウルがいないときの来客対応で、こどもだと相手にされない可能性があるため、姿を変えていると考えられます。こどもが大人の真似をして出す声特有の可愛さが魅力的ですよね。

マルクルが変装するシーンを投稿するツイート

セリフ2 うましかて

続いて、「うましかて」もまた人気のセリフです。

「うましかて」とは、ハウルとマルクル、そしてソフィーが食事を取るときに「いただきます」と同じ意味で使われている言葉です。その独特な表現から複数の人たちに気に入られて使われています。実際、Twitter(X)で「うましかて」と検索すると、その語句を含むツイートが今もなお表示されます。

マルクルが「うましかて」と唱えているシーンを投稿するツイート

なお、「うましかて」という言葉について、くわしく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

セリフ3 ソフィー、行かないで!

最後に、「ソフィー、行かないで!僕、ソフィーが好きだ。ここにいて…」もまたマルクルのこどもらしい真っ直ぐな気持ちを表現したセリフです。

いきなり、ソフィーの母親がハウルの動く城に訪問して、お金持ちの人と再婚したことを告げます。そして、「一緒に暮らせるようになった」と声かけるわけですが、それを聞いたマルクルは「ソフィーが出て行ってしまうのではないか」と思って、このセリフを言うわけです。

マルクルがソフィに「ソフィー、行かないで!」と伝えるシーンを投稿するツイート

その後、ソフィーがどこにもいないことを伝えると、マルクルは安心して「僕たち、家族?」と聴きます。マルクルもまだ甘えたい年頃にもかかわらず、父親や母親とは暮さずにハウルと過ごしていることを考慮すると、ソフィーに母親やお姉さんのような面影を感じていたのかもしれません。

マルクルが部屋の中を隠す理由

なお、ソフィーが城内を掃除しようとしたときに、マルクルは自分の部屋に入ることを「ダメ!2階はダメ!」と拒絶しました。どうしてマルクルはソフィーが部屋を掃除するのを拒んだのでしょうか?

これに関しては、ソフィーに宝物を捨てられると焦ったからだと考えられます。実際、ソフィーから「私なら大事なものを急いでしまっておくけど?」と言われたマルクルは慌てて部屋の中を整理し始めます。

その時にマルクルが抱えているものは、どうやらおもちゃのようです。小さい頃は他人からはガラクタのように見えても、自分には大切なものってありますよね。

根強いファンがいる愛くるしいキャラクター

『ハウルの動く城』のマルクルは愛くるしいキャラクターです。とりわけ、神木隆之介さんの声を通じて再現されたマルクルだからこそ魅力が引き立ち、ファンも増えたのではないかと感じます。あどけなさと無邪気さ、そして複雑な喜怒哀楽の感情を声で表現する力量は圧巻です。

放映されてから約20年が経過しようという今でも『ハウルの動く城』は人気映画となっています。その背景には、マルクルのような愛される登場人物の力があると言えるでしょう。

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