ジブリ映画『ハウルの動く城』を見た人たちのなかには、ハウルの年齢について気になっている人たちもいるはずです。魔法使いだけに想像がしづらいですが、容姿的には青年世代に見えますよね。実際のところ、ハウルは何歳なのでしょうか?
この記事では、ハウルの年齢について解説しています。ソフィーや荒地の魔女との年の差も考察しているので、ハウルの動く城を視聴した人たちは参考にしてみてください。
ハウルの年齢は何歳?
さて、『ハウルの動く城』の重要人物ハウルは何歳なのでしょうか?
結論から言えば、ハウルは27歳です。これは原作『魔法使いハウルと火の悪魔』の中で、ハウルが「次の夏至で、僕が生まれてから一万日目」という表現があることから、10000日を365日で割ると、「27.397260274」になることが根拠です。
27歳といえば、人生の3分の1を終えた頃で青年として活発な時期と言えます。魔法の才能を持ち、容姿端麗でありながらも、精神的には脆いところがあるハウルは女性視聴者の心をくすぐる可愛いイケメンなのです。
ソフィーや荒地の魔女との年齢差は?
なお、ソフィーや荒地の魔女と比較したときに、ハウルとの年齢差はどれくらいなのでしょうか?
ソフィーは荒地の魔女によって呪いをかけられており、18歳であるにもかかわらず、その見た目は90歳の老婆です。そのため、本来ならば、ハウルが9歳年上なのですが、作品の冒頭ではハウルよりも63歳も年上なのです。
実際、映画の中でソフィーが「私なんて美しかったことなんてない」と言っていることからも呪いによって、自身を失っていることが垣間見えます。
一方で、荒地の魔女の実年齢は明かされていませんが、100歳を超えていると推察されます。したがって、ハウルとの歳の差は少なくとも70歳以上離れていると考えられます。物語の冒頭では、魔法で見た目をごまかしていましたが、サリマンの魔法によって正体が露わになります。
「いつまでも美しいままでいたい」と願うのは、男女に限らず若い頃に容姿淡麗だった人ほど望むことなのかもしれません。荒地の魔女はハウルの心臓を手に入れて、もう一度若い頃の自分を取り戻そうと試みましたが、最終的には、ソフィーに介護されるただの老婆になりました。
キムタクがハウルの声優を務めたときは何歳?
なお、『ハウルの動く城』でハウルの声優を務めた木村拓哉さんですが、当時の年齢は何歳だったのでしょうか?
2004年当時、木村拓哉さんは32歳です。ハウルの5歳上ですが、日本で最もかっこいい男性と評されるキムタクのキャラクターとハウルはどこか重なりますよね。
実際、ハウルの声は木村さん特有の澄み渡る声で、いわゆる「イケボ」です。みなさんのなかにも、キムタクの声がぴったりだと思って視聴していた人たちも少なくないと思います。
年齢には勝てない
『ハウルの動く城』では、所々に「老い」によって失われる「美の儚さ」が表現されています。荒地の魔女も若作りしているものの、その姿は明らかに異質で決して見た目がよいとは言えません。けれども、それでもなお、「美しくありたい」という激しい欲求が彼女を醜くするという皮肉さがあるわけです。
人間はだれしもが歳を取り、若い頃の美貌を喪失していきます。近年では、アンチエイジングをはじめとする美容医療も盛んですが、100歳の人を20歳にする技術なんてものはありません。その意味では、遅かれ早かれ、どこかで老いを受け入れなければいけないのです。
そこと向き合うことができなければ、高齢者として快く生きることはできないでしょう。鏡を見るたびに、醜い自分がいると思う心をなんとかしなければ、美しさを追い求めるゆえに不幸になるのです。
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