みなさんのなかには、Spotifyやアマゾンミュージックなど音楽を聴くために何かしらのサブスクリプション系サービスを利用している人たちもいるはずです。実際、今となってはスマホさえあれば、いつでも、どこでも、好きなタイミングで自分の聴きたい音楽を視聴できるのは嬉しいですよね。
一方で、音楽サブスクに対して「もったいない」というネガティブな声もあります。なかには、「無駄」と言い切る人たちもいるくらいです。価値観は人それぞれであるものの、どうして音楽サブスクがもったいないと感じるのでしょうか?
この記事では、音楽サブスクが無駄でもったいないからやめた理由4選を解説しています。また、音楽サブスクがいらない代わりに、どのような方法で音楽を聴いているのかについても考察しているので、日々の音楽サービスを見直そうと検討している人たちは参考にしてみてください。
音楽サブスクが無駄でもったいないからやめた理由4選
さて、Spotifyやアマゾンミュージックなどの音楽サブスクに対して無駄でもったいからやめた人たちには、どのような動機があるのでしょうか?
ここでは、大きく4つの視点から音楽サブスクを利用しない要因を紹介していきます。
理由1 YouTubeなら無料で聴ける
第1に、YouTubeなら無料で聴けることから、音楽サブスクがもったいなくてやめている人たちがいると考えられます。
たしかに、YouTubeは基本無料で各ユーザーが投稿している動画を視聴できます。そのなかには、アーティストのプロモーション動画も含まれているので、わざわざSpotifyやアマゾンミュージックなどの音楽サブスクに課金しなくても、タダで何度でも楽曲を楽しめるわけです。
以上のことから、音楽サブスクを利用することに対して、無料で曲を聴けるのに「もったいない」という人たちが出てくると推定されます。
理由2 ジャニーズの楽曲を聞けない
第2に、ジャニーズの楽曲が好きな人たちからすると音楽サブスクは無駄になると考えられます。
実のところ、Spotifyやアマゾンミュージックなどの音楽サブスクに対してジャニーズ事務所は楽曲を使用することを許可していないため、それぞれのグループが発売している音楽を聞けないのです。いわゆる、権利ビジネスであるため、音楽サブスクを通じて安売りしてしまうことに抵抗感があるのでしょう。
ジャニオタからすれば、彼らの楽曲を日頃から聴いて応援したものの、既存サービスでは実現できないので、わざわざ課金してまで利用するのはもったいないと判断し、無料利用期間が過ぎたら退会する道を選択すると想定されます。
理由3 サブスクの負担が大きい
第3に、複数のサブスクを利用していることで金銭的な負担が大きいため、音楽サブスクに対して課金する余裕がない人たちがいます。
スマホが普及して、サブスク系のサービスが次々とリリースされている今日、だれしもが何かしらのサブスクを利用しているはずです。特に、NetflixやAmazon primeなどの動画系サブスクは人気のサービスになっていますから、いずれかに申し込んでいる人たちも多いのではないでしょうか。
しかし、その一方で、1ヶ月当たりに利用しているサブスクの利用金額に負担を感じている人たちもいるでしょう。だからこそ、音楽を聴くためだけに千円近くのお金を支払うことに「もったいなさ」を感じて、やめる人たちもいると考えられます。
理由4 無料プランでも十分と感じている
第4に、無料プランでも十分満足していることから、音楽サブスクの有料プランにわざわざお金を支払うのは無駄だと感じている人たちもいるでしょう。
実際、Spotifyのフリープランは楽曲を自由に選択して聴けなくても、ジャンルやプレイリスト単位で音楽を楽しむことは可能です。耳が寂しくて、とりあえず音楽を流したいくらいの感覚ならば、不満を抱くことはないでしょう。
そのため、音楽サブスクの無料プランに満足している人たちからすれば、お金を支払ってまで利用するのはもったいないと感じるのも無理はありません。
これに関しては、音楽の聴き方に関するこだわりや有料プランとの差分に対する印象によっても異なりますが、お金を支払ってまで利用する必要性を感じない以上は無駄と判断するのは自然なことです。
音楽サブスクがいらない人の代わりは?
なお、音楽サブスクがいらない人は、何を代わりにして音楽を聴いているのでしょうか?
ひと昔前では、CDとコンポのセットで音楽を楽しむ時代でしたが、今は専らYouTubeで音楽を聴いている人たちが多いと考えられます。実際、楽天インサイトが実施したアンケートによれば、音楽を聴く手段として20代で最も多かったのは「インターネット動画配信サイト」でした。
普段音楽を聴く人に音楽の聴取方法を聞いたところ、「インターネット動画配信サイト」と回答した人の割合が46.2%と最も多く、次いで「音楽CD/DVD(41.9%)」「テレビ(34.7%)」が続いた。
年代別に見ると、20代は「インターネット動画配信サイト(50.8%)」「ストリーミング型定額制音楽配信サービス(41.4%)」「ダウンロード型音楽配信サービス(31.1%)」の順で利用者が多かった。50代、60代はともに「音楽CD/DVD」が最も多く、年代によって聴取方法の傾向に違いが表れた。
MarkeZine『4割弱がほぼ毎日音楽を聴くと回答 聴取方法は動画配信サイトが最多に【楽天インサイト調査】』より引用(最終確認日:2023年8月9日)
繰り返しになりますが、YouTubeにアップロードされている楽曲の視聴は無料です。タダで音楽が聴けるのですから、わざわざ音楽サブスクにお金を支払う必要性を感じないのは理解できますよね。
無料キャンペーン期間を利用しよう
とはいえ、SpotifyやAmazon musicなどの音楽サブスクを利用すれば、自分の好きな曲を自由なタイミングで聞きやすいという利点もあります。YouTubeなどの動画共有サービスはmp4であるため、通信量が必要になるというデメリットもあるわけです。
その意味では、各種サービスが提供している有料プランの無料キャンペーン期間を試して、自分にとっての利便性をチェックしてみてもよいと思います。SpotifyやLINEミュージックなどのサービスを使ってみて、わざわざお金を払ってまで利用する価値を感じなければ今まで通りでよいわけです。
音楽は生活に彩りを与えてくれる古来から人間に愛されてきた文化です。その手段は多様化していますが、どこまでいっても自分にとって最適な選択肢を見つけることが重要です。
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