人数こそ少ないけれども、落雷が原因で命を落としている人はいます。大切な人を亡くした側からすれば、「運が悪かった」では済まされません。今まで当たり前だった存在が急にいなくなるのは筆舌に尽くせない悲しみが伴います。
また、みなさんのなかには、雷をはじめ予期せぬ自然災害で亡くなった有名人について知りたいと考えている人たちもいるかもしれません。実際、落雷の事故でこの世を去った芸能人はいるのでしょうか?
この記事では、「雷に打たれて死んだアイドルは存在するのか?」という疑問について考察しています。また、落雷で亡くなった有名人の一覧も紹介しているので、エンタメ芸能のショッキングな出来事について知りたい人たちは参考にしてみてください。
雷に打たれて死んだアイドルは存在するのか?
さて、雷に打たれて死んだアイドルは存在するのでしょうか?
結論から言えば、日本国内では落雷が原因で亡くなったアイドルは存在しません。海外にも事例はなく、アイドルという職業に携わる人たちの中で雷で死んだ人はいないと考えられます。
そもそも雷に打たれる確率は100万分の1と言われています。これは、コイントスで20回連続で裏が出る確率と同じで、滅多に起こるような事故ではありません。ましてや、その被害者が芸能人である確率は、もっと低くなると考えられます。
MSDマニュアルによれば、落雷の被害を受けた人の約10%は亡くなってしまうようです。どうやら、感電による心肺停止や呼吸停止が主な死因のようです。詳細は以下のページをご覧ください。
落雷で亡くなった有名人一覧
なお、落雷が原因で亡くなった有名人はいるのでしょうか?
これに関しては、次に挙げる歴史上の人物たちが雷に打たれて命を落としたと言われています。
- 在原遠瞻
- ジェイムズ・オーティス
- 戒秀
- 赫連勃勃
- エルマン・ガビリア
- マルクス・アウレリウス・カルス
- ジェレミー・ゴンザレス
- 平希世
- トゥッルス・ホスティリウス
- 武乙
- 藤原清貫
- 藤原菅根
- ジョン・ホワイト (サッカー選手)
- マンラーイ
- 源経光
- ゲオルク・ヴィルヘルム・リヒマン
これらの有名人は雷が原因で亡くなったと言われています。その根拠が伝承を含んでいるので、必ずしも事実とは限りませんが、わざわざ落雷で死んだことが歴史として残されていることを考慮すると、真実であると考えるのが無難でしょう。
どんな偉業を成し遂げていたとしても、不確実に起きる事故を防ぐことはできません。特に、「自然災害は防ぎようのない」という問題があります。もちろん、細心の注意を払うことでトラブルを回避できる確率は上がります。
それでも、凄まじいスピードで落ちる雷に打たれてしまえば、か弱い人間はひとたまりもありません。アイドルではありませんが、有名な人で雷で亡くなった人がいるのは驚きの事実です。
EXILEのライブに参加された方が亡くなった
なお、過去にEXILEのライブに参加していた方が落雷が原因で亡くなるという事故が起きています。
親御さんの立場を想像すると、楽しみにしていたライブが命を落とすきっかけになるなんて悔やんでも悔やみきれません。100万分の1の確率だったとしても、失われた命を簡単に諦めることなんてできないはずです。事実、ご両親は主催者に責任を問う裁判を起こしています。
とはいえ、訴えられた側からしても、雷という想定しづらい事故の責任を負うのは難しいというのが本音であるに違いありません。当時は雷注意報が出ていたようですが、来場者の安全に対して負うべき責任の範疇を明確にするひとつのきっかけになった裁判だったと言えます。
確率の問題ではない
落雷で命を落とす確率は非常に低いものです。しかし、珍しいことだったとしても、大切な人を失った当事者からすれば、1人のかけがえのない存在なのです。
自然災害は予想だにしない問題を引き起こしますが、リスクを回避できないわけではありません。防災意識を持ち続けるのは難しいことかもしれませんが、悲しい事故が再び起きないように日頃から注意することは大切なことなのです。
雷に打たれて亡くなったアイドルこそ存在しませんが、有名と無名に限らず、私たちはいつでも被害を受ける可能性があります。「自分に限ってそんなことはありえない」という偏見を持たないようにしましょうね。万が一にでも命を守ることが何よりも大切です。
コメント
コメント一覧 (1件)
このことを聞いて、これから雷による死を減らす取り組みをしてほしいなと思った。
自分はまだ子供だから大人のように大事なことはできないけれど、大人になるにつれて身近に感じることが出てくるかもしれないから雷について頭のなかに一つ、入れて置こうと思った。