骨伝導イヤホンは老人性難聴でも使える?気になる効果も紹介

骨伝導イヤホンは老人性難聴でも使える?気になる効果も紹介

みなさんのなかには、加齢によって老人性難聴を患っている人たちもいるはずです。いわゆる、老化現象は生きている以上、避けられない問題であり、たくさんの人たちが経験せざるを得ません。

とはいえ、音楽を聞くのが好きな人たちからすれば、難聴で耳の聞こえが悪くなるのは耐えられないほどに辛いですよね。なかには、「骨伝導なら聞きやすいのではないか?」と希望を託している人たちもいるのではないでしょうか?

この記事では、「骨伝導イヤホンが老人性難聴でも使えるのか?」という疑問について考察しています。また、気になる効果とおすすめ商品も紹介しているので、高齢の方で骨伝導イヤホンの使用を検討している人たちは参考にしてみてください。

目次

骨伝導イヤホンは老人性難聴でも使える?

さて、老人性難聴を患っている場合、骨伝導イヤホンを使って音楽を聴くことは可能なのでしょうか?

結論から言えば、老人性難聴で内耳や聴覚中枢に障害が起きている場合、骨伝導イヤホンを付けたとしても、音声を聞き取るのは難しいと考えられます。

そもそも、私たちは音声を聞くときに、まずは音を表現する空気の振動が耳介に集められて、外耳道から鼓膜へと伝えられていきます。そして、その振動が耳小骨で増幅されて、内耳の蝸牛で振動が電気信号に変換されて脳に伝わることで、はじめて音声を聞けるようになるのです。

もちろん、骨伝導は内耳に直接、音を届ける技術であるため、外耳や中耳に障害があっても、音声を聞くことは可能です。けれども、老人性難聴で内耳や聴覚中枢に不具合がある場合、音声を認識するための手段がなくなるので、骨伝導イヤホンを使っても音楽を聴くのは困難になるわけです。

なお、老人性難聴の詳細について知りたい方は、一般社団法人加古川医師会が公開しているホームページの説明を参照してください。

骨伝導イヤホンに効果はないのか?

それでは、骨伝導イヤホンは老人性難聴に効果はないのでしょうか?

これに関しては、外耳や中耳、鼓膜に障害を抱えていたとしても、内耳や聴覚中枢が正常に機能しているならば、骨伝導イヤホンを付けることで聞こえやすくなる可能性はあります。とはいえ、耳の状態を適切に把握するには耳鼻科の医師による診断が必要不可欠なので、まずは専門医に相談してみてください。

難聴にも種類があるので、自分の感覚だけで判断するのは禁物です。早期発見と治療を施すことによって、回復する可能性もあるので、可能な限り早く病院に行くことを推奨します。

高齢者向けの骨伝導イヤホンおすすめ3選

以上を踏まえた上で、高齢者になったときに、どのような骨伝導イヤホンを使えばよいのでしょうか?

ここでは、おすすめ商品3選を紹介していきます。

おすすめ1 骨伝導クリアーボイス

第1に、伊吹電子が販売している「骨伝導クリアーボイス」がおすすめです。

骨伝導クリアーボイスは音声を鮮明に拡大する音声拡張器です。周囲の音声を聞きたいときに携帯電話のように耳に当てて使用します。イヤホンやヘッドホンにも対応しているので、日常的に骨伝導イヤホンを使用したい高齢者の方におすすめです。

軽量かつコンパクトサイズなので必要なときにサッと取り出して使用できます。医師やヘルパーから説明を受ける時や、家族と団欒するときにぴったりの製品です。

おすすめ2 福耳ボーンヘッドフォン Airy

第2に、JTT Online 福耳の「福耳ボーンヘッドフォン Airy」もおすすめです。

集音機能が付いた骨伝導ヘッドホンでBluetoothでスマホやタブレットに接続すれば、ワイヤレスイヤホンとしても使用可能です。デバイスを頻繁に使う高齢者の方たちには、おすすめの製品であると言えます。

また、製品の重量は27gと軽量で、頭や首に掛かる負担を減らすことが可能です。さらに、使用されているマイクには、生活音や機械の動作音などの環境音を低減し「人の声」にあたる周波数帯を強調する技術が使用されています。嬉しいことに、ノイズ低減機能付きで会話が聞き取りやすいのも魅力的です。

おすすめ3 bonein BN-702TN

第3に、boneinのBN-702TNは集音送信機付きのワイヤレス骨伝導ヘッドホンとして高品質の商品です。

bonein BN-702TNは、音の遅れが約0.04秒という優れた伝達技術を兼ね備えています。また、使わないときは折りたたんでポケットやバッグに収納できるため、持ち運びにも便利です。

少々、高額な製品ですが、値段に見合ったクオリティですので、骨伝導イヤホンを使い慣れている人で、今使っている製品を大幅にバージョンアップさせたいと思っている人たちにはおすすめです。

医師に相談したうえで購入を検討しよう

とはいえ、実際に購入を検討する場合は一度、医師に相談するのも大切です。「自分の耳が今、どのような状態なのか?」がはっきりしないまま、製品を買ってしまうと、使ってみたときに思ったように聞こえなかったという問題が起きる可能性があります。

安い製品ならまだしも、優れた技術が施された高額な骨伝導イヤホンを買ったのに、音が聞き取りづらいなんてことになったら、お金がもったいないですよね。だからこそ、賢明な判断を下すためには、専門家の意見に耳を傾けて、自分の耳に適した製品を選ぶことが大切です。

また、高価な商品にいきなり手を出すことに抵抗感がある場合は、まずは数千円の安い商品を買って試してみるのもよいでしょう。実際、amazonや楽天には、5,000円以内で購入可能な骨伝導イヤホンもあるので、是非とも検討してみてください。

骨伝導イヤホンは老人性難聴でも使える?気になる効果も紹介

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