みなさんのなかには、恋人と頻繁にカラオケデートを楽しんでいる人たちもいるはずです。実際、カラオケには歌だけではなく、お酒や美味しいごはんもあるので、カップルで遊ぶ場所としても最適ですよね。場合によっては、二人だけの世界を楽しむこともあるでしょう。
しかしながら、カラオケボックスが個室であるとはいえ、いちゃいちゃするのは大丈夫なのでしょうか?
この記事では、「カラオケでいちゃいちゃしても大丈夫なのか?」という疑問について考察しています。また、カップルならではの楽しみ方やいちゃいちゃするときの注意点も紹介しているので、参考にしてみてください。
カラオケでいちゃいちゃしても大丈夫なのか?
さて、カップルでカラオケを利用しているときに部屋でいちゃいちゃするのは大丈夫なのでしょうか?
結論から言えば、カラオケボックスでいちゃいちゃするのはやめたほうがよいでしょう。いうまでもなく、カラオケはアミューズメント施設であり、不特定多数の個人が利用する開かれた空間です。それにもかかわらず、過剰なスキンシップを行えば、公然わいせつ罪(刑法174条)に問われる可能性があるのです。
したがって、最悪の場合は強制退去や出入り禁止に止まらず、警察沙汰になるおそれがあります。
実際、カラオケ店のなかには、各部屋に監視カメラが設置されている場所もあるため、証拠が残る確率は高いと言えます。どうしてもいちゃいちゃしたいならば場所を変えるか、あるいは手を繋ぐ程度にしておきましょう。

カップルでのカラオケの楽しみ方3選
それでは、カップルでカラオケを思う存分楽しむには、具体的にどのような方法があるのでしょうか?
ここでは、おすすめの楽しみ方を3つ紹介します。
その1 精密採点を利用する
第1に、お互いに歌うことが好きならば、DAMやJOYSOUNDの精密採点で遊ぶことをおすすめします。
テレビでも「歌うま芸人」や「歌うま一般人」が話題になっていますが、同じ採点システムがカラオケでは利用できます。歌声に自信があるなら、95点を先取で勝負しても面白いでしょう。
とりわけ、近年の採点システムにはAI(人工知能技術)が導入されており、人間の心を揺さぶる歌声に加点するなど、評価の仕方も変わってきています。思わぬ才能が発揮されて、恋人の普段とは違う一面が見れるかもしれません。
その2 相手の好きな曲を歌う
第2に、相手が好きな曲を歌うのもよいでしょう。
いうまでもなく、恋人が気持ちを込めて自分の好きな曲を歌ってくれるのは嬉しいですよね。だれだって、自分が大切にしているものを大切にしてもらえると幸福を感じるものです。カラオケに行く前に好きな曲を聞き出して、こっそり練習しておきましょう。
ただし、なかには、恋人が心酔するほど推しているアーティストもいるので、下手に歌を披露すると、ファンの純粋な気持ちを傷つける危険性もあるので注意が必要です。曲に対する思い入れの度合いを推し量っておきましょう。
その3 カラオケ以外の楽しみもある
第3に、カラオケでは歌うこと以外にもゲームをしたり、映画を見たりするサービスがあります。
実のところ、カラオケ店のスクリーンはミラーリングやHDMIで映像を外部から取り込むことが可能な仕様になっていることが多いです。そのため、歌うことが飽きてきたら、NetflixやAmazonで好きな映画を鑑賞するのもおすすめです。音響が整っているので、映画館みたいな環境で楽しめます。
とはいえ、勝手に配線を変更するとトラブルになるおそれがあるので、カラオケ店のスタッフに相談しておくことを推奨します。恋人を嫌な気持ちにさせないためにも、事前に確認を大切にしましょう。
カラオケでいちゃいちゃするときに注意すべきこと
繰り返しになりますが、カラオケでいちゃいちゃするのは原則として控えたほうがよいです。
けれども、法律に抵触しない範囲ならば、許されるはずです。ここでは、カラオケでいちゃいちゃするときに注意すべきことを挙げておくので、カップルで参考にしてください。
注意1 監視カメラがある店もある
はじめに、先述のとおり、各部屋に監視カメラが設置されている店もあります。
カラオケ店では、性犯罪が多発していることもあって、犯罪抑止や証拠取得のために映像を記録するように努めている店舗もあるのです。加えて、持ち込み禁止のお店では、利用客のモラルハザードを見抜くという目的もあるでしょう。そのため、室内の行動は基本的に見られているという自覚を持っておいたほうがよいでしょう。
注意2 一線を越えると犯罪になる
続いて、一線と越えると犯罪になることを忘れないでください。
これに関しては、弁護士ドットコムニュースで岩沙好幸弁護士が次のように説明しています。
カラオケボックス内での性行為は、公然わいせつ罪(刑法174条)が成立し、6ヶ月以下の懲役や30万円以下の罰金などに処される可能性があります。
弁護士ドットコムHP『『カラオケ店の個室で「中高生」の性行為がバレて修羅場…どんな法的問題がある?』より引用(最終確認日:2023年2月24日)
実際、カラオケで恋人と過剰なスキンシップを行ったことがバレて逮捕されるのは羞恥の極みですよね。それにお互いの親にも迷惑をかけることになります。日本では親子で性的な話をする機会は少ないですから、気まずい家庭生活が始まる危険性もあるので絶対にやめたほうがよいです。
注意3 相手の気持ちを考える
最後に、いちゃいちゃする前に相手の気持ちを考えることを忘れないでください。
いくら恋人だからとはいえ、自分本意な行動を取ると、相手を傷つける可能性があります。そもそも、好きな人を拒めない性格の持ち主もいます。もしかしたら、カラオケでいちゃいちゃするのは嫌かもしれないのです。
だからこそ、勝手な判断で相手の感情を無視するのではなく、お互いに気兼ねなく触れ合える場所を選んだほうがよいでしょう。そして、相手から同意を得ることも大切です。好きだから何でもありと考えるのは、とんでもないエゴイズムなのです。
カラオケボックスはプライベートな場所ではない
カラオケボックスはプライベートな場所ではありません。たしかに、照明を暗くすると、カップルだけの世界になるような錯覚を抱きますが、廊下から室内が見える構造である以上、開かれた場所なのです。したがって、いちゃいちゃする場所としては本来的に相応しくないのです。
近年では、利用客のマナー違反がソーシャルメディア上で血祭りにあげられるケースも少なくありません。軽はずみな判断が一生消えない人生の汚点になるかもしれないのです。恋人を守るためにも、軽率な判断は慎み、いちゃいちゃするのに適した場所を選びましょう。
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