カラオケに行く際に、「まねきねこ」も選択肢のひとつに入りますよね。実際、他店と比べても、安価な料金体系や持ち込み可能な店舗があることを踏まえると、カラオケ好きには最適な優良店であると考える人たちもいるはずです。
しかし、まねきねこにはワンオーダー制という独特の仕組みがあります。この制度がわからないと、最終的な損得を計算できないので事前に把握しておきたいですよね。
この記事では、まねきねこのワンオーダー制について解説しています。また、「ドリンクバーもワンオーダー制の対象になるのか?」という疑問にも言及しているので、まねきねこを利用している人たちは参考にしてみてください。
まねきねこのワンオーダー制とは?
まねきねこのワンオーダー制とは、利用時間内で料理あるいはドリンクを1人につき1品注文しなければいけない仕組みを意味しています。1時間ごとに頼む必要はありませんが、食べ物と飲み物のいずれかを頼む必要があります。これに関しては、まねきねこの公式HPにも次のように記載されています。
Q : ワン(ドリンク)オーダー制って、1時間(30分)ごとに何か頼まないといけないのですか?
A : ご利用時間内に1品ご注文ください。(お一人様につき1品ご注文いただきます。)
まねきねこ公式HP『よくあるご質問』より引用(最終確認日:2024年2月29日)
例えば、1時間の利用料金が100円だったとしてカラオケを3時間楽しんだ場合、会計では300円プラス飲食代を支払うことになります。そのため、メニューの選び方によっては想像しているよりも高くなるおそれがあるので注意してください。
なお、各地域の店舗によってワンオーダー制の導入状況や各種メニューの料金体系は異なるので、気になる方は事前に利用する店舗に確認しておくことを推奨します。
ドリンクバーもワンオーダーになるのか?
なかには、「ドリンクバーもワンオーダーの対象になるのか?」という疑問を持つ人たちもいるはずです。
実際に、まねきねこ渋谷本店に問い合わせたところ、ドリンクバーもワンオーダー制の1品としてカウントされるとの回答を得ました。
お店によっても違いますが、まねきねこのドリンクバーの値段は580円(税込)です。そのため、飲み物を2杯以上飲むならば、ドリンクバーを頼んだ方が安くなると考えられます。
長時間の利用を検討しているならば、選択肢のひとつとして検討することをおすすめします。なお、まねきねこのドリンクバーで飲めるものには次のような種類があります。
まねきねこで提供しているドリンクバーの種類
- 紅茶
- メロンソーダ
- カルピスソーダ
- コカコーラ
- ジンジャーエール
- カルピス
- 爽健美茶
- 烏龍茶
- カフェオレ
- ココア
- アイスコーヒー
- カフェラテ
- カプチーノ
- キャラメルマキアート
- レモンティー
- 緑茶
- ロイヤルミルクティ
店舗によっては、ニッセイフリーザー単発方式のソフトクリームマシーンが置いてあり、ドリンクバーを頼んだ人は自由に食べれられます。上記のドリンクと合わせれば、メロンクリームソーダを作ることもできるんです。
さらに、持ち込み可能な店舗ならコンビニでお菓子を購入すれば、総合的にはお得になると言えるでしょう。まねきねこならではのサービスを上手に組み合わせることでお得に利用できるのは顧客としても嬉しいですよね。
小学生や中学生もワンオーダー制の対象になるのか?
なお、小学生や中学生がまねきねこに来店した場合もワンオーダー制の対象になるのでしょうか?
結論から言えば、小中学生も例外なくワンオーダー制が適用されます。
カラオケ店全般に言えるのですが、保護者の同伴なしで小学生や中学生が来店した場合の割引は提供されていないことが通例です。冷静に考えると、一人当たりの消費単価が低いことが見込まれますから店側にメリットが低いのでしょう。
また、カラオケ店が小中学生の溜まり場になってしまうと、現場スタッフも混乱しやすいのかもしれませんね。ただし、保護者と一緒なら「家族割」が適用されるようになっています。気になる方は、まねきねこの公式サイトをご覧ください。
一方で、未就学児はワンオーダー制の対象外です。ルーム料金と同様に無料ですので、子連れの方たちは安心して利用してください。

2人で遊ぶときの最低料金はいくらになる?
また、2人でまねきねこのワンオーダー制で遊んだときの最低料金はいくらなのでしょうか?
朝うたプラン(午前8時から午後12時までに適用される料金体系)で1時間10円の場合、2人で30分のカラオケを楽しむと室料が20円、ワンオーダー制で一番安い290円のたたききゅうり又はさっぱりきゅうりを2品注文すると飲食代が580円、合計で600円が最低料金と考えられます。
もちろん、2人でカラオケに行ったときに30分で帰るなんてことはないでしょうから、実際には室料は数倍になりますが、朝うたプランなら微々たる金額でしょう。
繰り返しになりますが、各店舗で料金体系は異なります。あくまでも、参考程度の料金として考えてください。
予算には余裕を持っておこう
まねきねこのワンオーダー制は非常によくできた料金メニューです。すなわち、お客さんによっては最安値に抑えるために工夫する人もいるかもしれませんが、コラボメニューをはじめ美味しそうな食べ物や飲み物が揃っていたら、「どうせ1品頼まないといけないなら好きなものを選ぼう」という心理になりやすいはずです。
その結果、室料の単価を引き上げるよりも結果として売上をアップできる可能性があるのです。実際に、まねきねこはゴーゴーカレーなどの有名な飲食店とコラボしたり、期間限定のキャンペーンメニューを用意したりするなど、飲食物にも力を入れています。
自宅やスマホでもカラオケを楽しめる時代になったからこそ、カラオケ産業には新しい発想が必要です。ワンオーダー制もまた経営を工夫するアイディアです。その積み重ねによってのみ時代の変化に適応する事業者が残るのだと思います。
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