アルバイトを探しているときに、カラオケ店を選択肢として検討している人たちもいるはずです。実際、24時間営業の店舗もあるので、深夜に働く時間をなるべく確保したい場合には、ぴったりの仕事かもしれません。
しかしながら、カラオケバイトは想像している以上に大変であるという意見もあります。実際のところ、カラオケ店で働くことには、どのような大変さがあるのでしょうか？
この記事では、カラオケバイトがきついと言われる理由を解説しています。また、カラオケバイトが向いている人の特徴も紹介しているので、働こうと考えている人たちは参考にしてみてください。
カラオケバイトがきついと言われる理由４選
さて、カラオケバイトがきついと言われるのは、どうしてなのでしょうか？
その理由は大きく４つあると考えられます。
理由１ 覚えることが多い
第１に、カラオケバイトは覚えることが多いという理由があります。
JOYSOUNDやDAMなどのカラオケ機器に関する操作方法を把握することに加えて、受付や飲食物の用意や配膳など仕事内容は多岐に渡ります。店舗によっては、閑散期はワンオペになる可能性もあるので、一通りの業務は覚えておかなければいけません。
したがって、ジャンルが異なる仕事を一度に複数こなすのが難しい人たちにとっては少々ハードルが高いように感じるでしょう。とはいえ、各店舗にはマニュアルも用意されていることが多いので、その都度で対応するという発想もあります。先輩や社員を頼りながら、徐々に覚えていけば慣れていくはずです。
理由２ 絡まれることがある
第２に、店舗が治安の悪い場所に立地している場合、酔っ払いに絡まれる可能性があります。
いうまでもなく、カラオケ店では、お酒も飲めるので酔っ払いが執拗に絡んでくる場合もあります。声をかけてくるくらいならまだしも、意味不明な文句をつけてきたり、いきなり暴力をふるってきたりする可能性も決してゼロではありません。
また、いわゆる「ヤンキー」や「チンピラ」のような人たちもカラオケを利用するので、目をつけられると面倒な思いをするおそれがあります。これに関しては、すぐに店長や警察に相談するなど、とにかく自分の身を守ることを第一優先にしましょう。いざという時は自分の身は自分で守ることが大切です。
理由３ 汚物の処理をしなければいけない
第３に、カラオケ店では、利用者が泥酔することもあるので汚物を掃除する覚悟が必要です。
だれだって他人の吐瀉物を処理するのは嫌ですよね。悪臭はもちろん、見ず知らずの人が巻き散らかした汚物に触れること自体、抵抗感を持つ人もいるでしょう。その意味では、潔癖の人には向いていないかもしれません。
カラオケは二次会の鉄板ですから、すでに酔っぱらった人たちが来店するのも珍しくありません。だからこそ、お客さんが気持ち悪くなって吐くのは日常茶飯事なのです。なかには、トイレでそのまま寝てしまう人もいるので、思ったように掃除が捗らないこともあります。
理由４ 閑散期は暇すぎる
第４に、閑散期は暇すぎるという問題もあります。
一見すると、お客さんが来店しないほうが楽であると思うかもしれませんが、やることがないとアルバイトしている時間が長く感じます。そのため、かえってくたびれてしまう場合もあるのです。いうまでもなく、勤務中に別なことをするわけにもいきませんから、暇な時間をただ耐えるしかないわけです。
逆に、混雑時は大変ですが、やることがたくさんあるので、時間があっという間に過ぎていきます。かえって、そのほうが心理的には楽という人もいます。
カラオケバイトが向いている人の特徴
それでは、カラオケバイトが向いている人には、どのような特徴があるのでしょうか？
一概には言えませんが、大きく３つの特徴があると考えられます。
自分に当てはまっているかを確認してみてください。
特徴１ 臨機応変に対応できる
はじめに、カラオケバイトに向いているのは臨機応変に対応できる能力がある人です。
繰り返しになりますが、カラオケバイトの業務内容は幅広いです。基本的には、複数のアルバイトスタッフで分担しながら進めていきますが、人の流れに応じて動き方を変えていく必要があるので、テキパキと動ける人じゃないと務まりません。
特に、混雑時には周りを観察して、先輩に指示を受けながら、仕事の優先順位を上手につける必要があります。そのため、急な環境変化によってパニックなりやすい人は応募を控えることをおすすめします。
特徴２ 機械の操作が得意である
続いて、機械の操作が得意な人もカラオケバイトに向いているでしょう。
いうまでもなく、カラオケ店には、DAMやJOYSOUNDのカラオケ専用機器が配置されています。そのため、お客さんから利用方法や配線の変更について聞かれたときには、わかりやすく解説する能力が必要なわけです。
もちろん、マニュアルも用意されているので、最初からできなくても問題はありません。しかし、機械音痴の人にとっては相当な負担が発生するので、あまりおすすめできません。
特徴３ 感情的にならない
最後に、感情的にならずに自分をコントロールできる人はカラオケバイトに向いています。
実際、利用者のなかには、失礼な人もたくさんいます。接客業全般に共通する問題ですが、店側はお客さんを選ぶことはできません。だからこそ、感情的になりやすい繊細な人はストレスが溜まってしまうので不適切であると言えます。
近年、カラオケの店員と客が喧嘩する動画がソーシャルメディアで拡散されて問題となりましたが、怒りが爆発した結果、取り返しのつかない問題に発展する危険性もあるので十分に注意してください。
顔採用の噂は本当なのか？
なお、カラオケバイトが顔採用であるという噂は本当なのでしょうか？
結論から言えば、カラオケバイトの採用に容姿は関係ありません。
けれども、同じ能力なら美男美女が受かるのは紛れもない事実です。もっと言えば、アルバイトは基本的にコミュニケーション能力さえあれば、先輩からの指導で何とかなります。その意味では、明るさや華やかさが採用の決め手になる可能性は高いでしょう。
また、こればかりは面接担当の好みにもよるので、実質的に「顔採用」が行われている店舗もあるでしょう。
働いてみてから決めるのもよい
一方で、カラオケバイトを始める前から悩んでいても仕方がないという現実もあります。
実際、未経験の立場では想像するのに限界があるので、選択肢が少ないなら働いてから向き不向きを判断しても遅くありません。
行動しながら考えて評価を下したほうが経験として判断できる範囲が広がるので、仕事選びの可能性も広がるのではないでしょうか。
