コビーの「もうやめましょうよ、命がもったいない」は何話?構文ネタも紹介

コビーの「もうやめましょうよ、命がもったいない」は何話?構文ネタも紹介

漫画『ワンピース(ONE PIECE』の頂上戦争編でコビーが決死の覚悟で叫んだ「もうやめましょうよ、命がもったいない」というセリフが生み出した数秒はルフィの命を救いました。過去にルフィがコビーを助けたように、結果として今度はコビーがルフィを助けたのです。

ところで、この有名なセリフはどの場面で登場するのでしょうか?

この記事では、「頂上戦争編でコビーが叫んだ「”もうやめましょうよ、命がもったいない”は何話だったのか?」という疑問について考察しています。また、シャンクスのセリフが意図することや構文ネタとして面白いエピソードも紹介しているので、ワンピースが好きな人は参考にしてみてください。

目次

コビーの「もうやめましょうよ、命がもったいない」は何話?

さて、コビーが頂上戦争で叫んだ「もうやめましょうよ、命がもったいない」というセリフは何話に登場するのでしょうか?

結論から言うと、ワンピースの漫画59巻579話に登場します。頂上戦争は、白髭海賊団の船長エドワード・ニューゲートとルフィの兄で白髭海賊団二番隊隊長ポートガス・D・エースが死んだ後もなお、止まることはなく、海軍と白髭海賊団の単なる殺し合いと化していきました。

そこには正義ではなく、お互いに憎悪の連鎖が広がっており、コビーは心を強く痛めたのでした。

いかなる大義を掲げた戦争だったとしても、一度始まってしまうと「憎しみ」の泥沼となる暴力の道理をうまく表現しています。「命」の重さをだれよりも、あの場所で感じていたコビーの勇気が戦争を止めるきっかけをつくったのです。

「もうやめましょうよ、命がもったいない」の全文

厳密に言うと、コビーのセリフは「もうやめましょうよ、命がもったいない」ではありません。

その全文は以下のとおりです。

そこまでだァア~~~~!!!!
もうやめましょうよ!!!
もう これ以上戦うの!!!やめましょうよ!!!!
命がも゛ったいだいっ!!!!
兵士1人1人に…!! 帰りを待つ家族がいるのに!!!
目的はもう果たしているのに…!!!
戦意のない海賊を追いかけ…!!!
止められる戦いに欲をかいて………!!!
今手当てすれば助かる兵士を見捨てて…!!!
その上にまだ犠牲者を増やすなんて 今から倒れていく兵士たちは………!!!
まるで!!!バカじゃないですか!!?

ワンピースの漫画59巻579話より引用

あの場で、あの立場で、このセリフを叫んだコビーの勇気は尋常ではありません。まさに命懸けの言葉と言えるでしょう。実際に、赤犬は「海賊は絶対悪、海軍は絶対正義」という原理主義者ですから、コビーの行動を許すわけもなく、命を奪いにきます。それを止めたのが赤髪のシャンクスだったのです。

もし、エースを死に追いやった赤犬の拳をコビーが受けていたら、間違いなく致命傷になっていたに違いありません。何の躊躇いもなく、マグマを滾らせた拳を部下に向ける赤犬の恐ろしさも際立つ場面だったとも言えるでしょう。

シャンクスが言ったセリフは何を意味していたのか?

シャンクスはコビーが生み出した勇気ある数秒に対して、「よくやった、若い海兵。お前が命を懸けて生み出した”勇気ある数秒”は・・・良くか悪くかたった今、”世界の運命”を大きく変えた!!」と称賛しています。一体、これは何を意味していたのでしょうか?

おそらく、それはルフィの命を救ったからだと考えられます。赤犬は革命家ドラゴンの息子であるルフィを生かしてはおけないと考えていました。実際に、放心状態のルフィを守るジンベエは瀕死状態に追い詰められて、ルフィがやられる寸前でした。

シャンクスがルフィをロジャーの意思を継ぐ海賊として、未来に及ぼす大いなる使命を見出していたとするならば、まさに世界の運命を大きく変えたと言えるでしょう。私たちの世界は、ほんのわずかなことでも大きく変わり得るダイナミックさを持っているのです。

もうやめましょうよ構文がネット盛り上がる

また、このセリフが有名になったことからネットでは「もうやめましょうよ構文」なるネタが盛り上がりました。具体的には、「もうやめましょうよ、命がもったいない」の「命」の部分を編集して、オリジナルのテキストを作って発信することが流行ったのです。

例えば、「もうやめましょうよ、”時間”がもったいない」や「もうやめましょうよ、”お金”がもったいない」などのテキストをコラージュ風のイラスト付きで作成して、X(旧Twitter)に投稿して盛り上がっていたのです。この手の二次創作は人気アニメにはつきものです。

それだけコビーの命懸けのセリフに反応した人たちが多かったとも言えます。

あなたは勇気ある数秒を作れるか

いざという時に、臆病な心に負けずに勇気を出すのはとてつもなく難しいことです。ましてや、命がかかっているとなれば、ほとんどの人たちは黙ってしまうでしょう。ある意味では、それが防衛本能として、当たり前なことだとも言えます。

けれども、その勇気を出さなかったがゆえに、一生を後悔して過ごすこともあり得ます。もし、コビーがあの時、自分の身を案じて叫ばなかったとしたら、ルフィは赤犬にやられて物語は終焉していました。そのようなことが現実にもあり得るわけです。

もちろん、英雄と蛮勇は紙一重です。勇気も使い方を間違えると、暴力に転換されてしまいます。その微妙な違いを見極めて、自分の人生における勇気ある数秒を作ることが大切なのです。コビーのように、「勇気ある数妙を作れるか?」と問いかけたときに、イエスと言える人生でありたいものです。

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