みなさんのなかには、レジンアクセサリーにはまっている人たちもいるはずです。樹脂特有のなめらかな光沢と手作りだから表現できるポップさが可愛くてたまらないと、好きなクリエイターの作品をまとめ買いすることもあるかもしれません。あるいは、自分で作る方もいるでしょう。
しかしながら、なかには、レジンアクセサリーに対して「ダサい」という印象を持っている人たちもいるようです。実際のところ、どうしてネガティブな印象を持たれるのでしょうか?
この記事では、レジンアクセサリーがダサいと言われる理由を考察しています。また、高級感を出すポイントについてもまとめているので、レジンアクセサリーが好きな人たちは参考にしてみてください。
レジンアクセサリーとは?
レジンアクセサリーとは、樹脂(レジン)に着色や装飾を施して作るアクセサリーです。樹脂ならではのガラスのような透明感に加えて、割れにくくて軽いのが特徴的です。
さらに、安価で材料を手に入れられることから、趣味でハンドメイドすることも可能です。なかには、レジンアクセサリーデザイナーとして作品を販売している人もいます。インスタグラムをはじめSNSで自作のレジンアクセサリーを発信できる時代なので、商売にもなる可能性を秘めています。
レジンアクセサリーがダサいと言われる理由
しかしながら、レジンアクセサリーを「ダサい」と評価する人たちもいるようです。そこには、一体どのような理由があるのでしょうか? ここでは、レジンアクセサリーがネガティブに捉えられる要因について、3つの視点から考察をまとめていきます。
理由1 全体的に安っぽい
第1に、素人が作ると全体的に安っぽい仕上がりになりやすいため、「ダサい」と評価されてしまうおそれがあります。具体的には、次の要素がレジンアクセサリーをみすぼらしくすると言われています。
レジンアクセサリーが全体的に安っぽくなる要因
- その1 レジンアクセサリーの付属品に使う金具や紐の素材が安い。
- その2 レジンのツヤや光沢感が弱くて形が凸凹している。
- その3 包装の仕方が悪くて手元に届いた時の感動が弱い。
自分の趣味で作るだけなら問題ありませんが、アクセサリーとして販売したいと思うなら価格設定に応じた品質管理が非常に重要になります。手に取ったときに「思っていたよりも安っぽいな」となるのは、価格に見合ったクオリティに達していないという印象があるからです。
また、レジンのデザインがよかったとしても、金具が100円ショップで手に入りやすいものに見えたり、包装の仕方が雑だったりすると、そこに釣られてデザインも粗末に見えてしまうので注意してください。
理由2 きめ細やかな装飾性がない
第2に、きめ細やかな装飾性のないレジンアクセサリーはダサくなる傾向があります。
レジンアクセサリーに個性を与えるためには、樹脂に加える装飾が肝となります。特に、職人技として、デザインに精密さを感じさせる繊細な要素がないと、だれにでも作れるような印象になってしまいます。線が歪んでいたり、色に淀みがあったりすると、遊びで作ったような感も出てしまいがちです。
もちろん、かわいいの基準は人によって違いますが、工場で量産されるイメージとはかけ離れたハンドメイドだからこそ期待できる技術を感じさせる装飾性が必要なのです。
理由3 系統が定まっていない
第3に、自分が手がけるレジンアクセサリーの系統が定まっていないと、思いつきでばらついたイメージしか生まれないので「ダサい」という印象が生まれます。
実のところ、同じ素材でも値段が天地雲泥の差に設定されているアクセサリーはごまんとあります。その理由はブランドとしての価値と需要が価格に上乗せされているからです。
中身が同じでも、商品の背景になっているストーリーや知名度によって「おしゃれなもの」と認知する人たちがたくさんいます。簡単に言えば、「エルメスだからかわいい」という人たちと考えてよいです。
したがって、テーマ性や系統が定まらず、いつもバラバラな作品ばかりを作っていると、その作家に素人が遊びで作っている雑多なイメージを付与されてしまうため、どんなに見た目がよくても「ダサい」と評価する人もいるのです。自分の作家性と向き合って、価値を言語化することを大切にしましょう。
レジンアクセサリーで高級感を出すポイント
それでは、レジンアクセサリーに高級感を出すには、具体的にどうすれば良いのでしょうか?
ここでは、レジンアクセサリーをラグジュアリーにするための8つのポイントを紹介します。
レジンアクセサリーで高級感を出すポイント
- ポイント1 ブランドネームを決定する:テーマ性を設定して作品に統一感を出させる。
- ポイント2 付属品にお金をかける:シルバーやゴールドなど重厚感のある金具を使う。
- ポイント3 黄変しないレジン液を選ぶ:クリスタルのような質感が続くレジン液を使う。
- ポイント4 きめ細やかなデザインを施す:他の商品と類似しない独特なデザインを作る。
- ポイント5 包装用の箱を用意する:ロゴを印字した木箱や厚手の紙箱に入れる。
- ポイント6 説明書を同封する:作品に関する丁寧な説明を記載した光沢紙を同封する。
- ポイント7 外国人モデルを起用した写真を撮る:インスタをはじめとするSNSで発信する。
楽天やAMAZON、クラウドワークスなどの仕組みを使えば、上記のポイントは案外自分だけでも賄うことが可能です。レジンそれ自体は素材として安いものなのでラグジュアリー感を出すには、複数の要素を組み合わせることが大切です。
なお、レジン液で差をつけたいなら、Padicoの『星の雫』がおすすめです。時間が経っても黄変しないことに加えて、UV-LEDライト(405nm)でもUVライト(365nm)でも硬化する1液性レジンです。
おしゃれな商品を見てみよう
レジンアクセサリーは決してダサいファッションアイテムではありません。実際、有名な作家が販売している商品は、どれも魅力的でハンドメイド特有の繊細でおしゃれな性質のものばかりです。あくまでも、作る人によって決まるわけです。最後に、レジンアクセサリーのおすすめ作家を紹介しておきます。
上記の作家さんたちが手がけるレジンアクセサリーは本当にきれいなものばかりで、ダサいなんて言葉とは対極にある素敵なものばかりなんです。ハンドメイドに挑戦したい人もロールモデルを見つけて、良い部分を真似しながら、オリジナルな要素を見つけて自分らしい製作を始めてみましょう!
コメント