「忙しくて、ついつい髪を乾かさずに寝てしまう…」「髪を乾かすのが面倒…」そんな経験、誰しもあるのではないでしょうか?
しかし、髪を乾かさないで寝ることは、実は髪や頭皮に大きな悪影響を与え、様々なトラブルを引き起こす可能性があるのです。
この記事では、髪を乾かさないで寝ることで生じるリスクを徹底解説します。さらに、髪質別・季節別のおすすめの乾かし方、忙しい人でも簡単にできる時短テクニック、おすすめのドライヤーやトリートメントまで、美髪を育むための情報を網羅しました。
また、私が、プロの視点から、正しいヘアケア方法を詳しくアドバイスします!
この記事を読めば、あなたも髪を乾かさないで寝ることの危険性を理解し、正しいヘアケア習慣を身につけ、健康的で美しい髪を手に入れることができるでしょう!
1. 髪を乾かさないで寝るとどうなる?髪と頭皮への5つの悪影響
髪を乾かさないで寝ると、具体的にどのような悪影響があるのでしょうか?ここでは、髪と頭皮への5つの悪影響を詳しく解説します。
影響①: 髪が傷み、パサつき、枝毛・切れ毛の原因に
濡れた髪は、キューティクルが開いた状態になっています。キューティクルは、髪の表面を覆っている、うろこ状の組織で、髪内部の水分やタンパク質を守る役割を担っています。
キューティクルが開いたまま寝てしまうと、枕との摩擦で髪が傷みやすくなり、枝毛や切れ毛、パサつきなどの原因となります。摩擦は、髪への大きなダメージとなるのです。
影響②: 頭皮トラブルの原因に!雑菌が繁殖し、かゆみ・フケ・ニオイが発生
髪が濡れたまま寝ると、頭皮が蒸れて、雑菌が繁殖しやすくなります。雑菌が繁殖すると、かゆみ、フケ、ニオイなどの頭皮トラブルを引き起こす可能性があります。
特に、頭皮の常在菌であるマラセチア菌は、皮脂をエサにして繁殖し、頭皮に炎症を引き起こすことがあります。
影響③: 寝ぐせがひどくなり、朝のスタイリングに時間がかかる
濡れた髪は、乾いた髪に比べて、形がつきやすい状態です。そのため、髪が濡れたまま寝てしまうと、ひどい寝ぐせがついてしまい、朝のスタイリングに時間がかかってしまいます。
寝ぐせを直すために、さらにヘアアイロンなどを使用することになれば、髪へのダメージも増加してしまいます。
影響④: 体が冷え、風邪をひきやすくなる
髪が濡れたまま寝ると、気化熱によって体温が奪われ、体が冷えてしまいます。その結果、免疫力が低下し、風邪をひきやすくなる可能性があります。
特に、冬場は注意が必要です。
影響⑤: 枕や寝具が不衛生に…カビやダニの温床に
濡れた髪のまま寝ると、枕や寝具に、髪の水分や、スタイリング剤などが付着し、汚れや雑菌の繁殖の原因となります。
特に、湿度の高い時期は、カビやダニが発生しやすくなるため、注意が必要です。
2. 髪を乾かして寝るメリット:美髪と健康のために
髪を乾かして寝ることには、髪や頭皮の健康を守るだけでなく、様々なメリットがあります。
メリット①: 髪のダメージを防ぎ、美髪を育む
髪をしっかり乾かすことで、キューティクルが閉じ、髪内部の水分やタンパク質を守ることができます。その結果、枝毛や切れ毛、パサつきなどを予防し、健康的で美しい髪を育むことができます。
メリット②: 頭皮環境を整え、トラブルを予防
髪を乾かすことで、頭皮の蒸れを防ぎ、雑菌の繁殖を抑えることができます。その結果、かゆみ、フケ、ニオイなどの頭皮トラブルを予防し、健やかな頭皮環境を維持することができます。
メリット③: 寝ぐせを予防し、朝のスタイリングを時短
髪を乾かしてから寝ることで、寝ぐせがつきにくくなり、**朝のスタイリングが楽になります。**忙しい朝の時間短縮にもつながります。
メリット④: リラックス効果で、快適な睡眠を
髪を乾かして寝ることで、頭部がスッキリし、リラックス効果が得られます。心地よい睡眠は、髪の健康にも良い影響を与えます。
メリット⑤: 枕や寝具を清潔に保ち、衛生的な睡眠環境を
髪を乾かしてから寝ることで、枕や寝具に、髪の水分や、スタイリング剤などが付着するのを防ぎ、清潔に保つことができます。
3. 髪の毛の正しい乾かし方:プロ直伝!美髪を叶える7ステップ
ここでは、美容師直伝の、髪を傷めずに、正しく乾かす方法を7つのステップでご紹介します。
ステップ①: タオルドライで、水分をしっかりオフ
まずは、タオルで髪の水分をしっかり拭き取ります。ゴシゴシ擦らず、髪をタオルで挟み、優しく押さえるようにして、水分を吸収させましょう。
- ポイント: 吸水性の高い、マイクロファイバータオルを使うと、より効果的です。
ステップ②: 洗い流さないトリートメントで、髪を保護
洗い流さないトリートメントを、毛先を中心に、髪全体になじませます。洗い流さないトリートメントは、髪を保護し、ドライヤーの熱によるダメージを軽減する効果があります。
- ポイント: 髪質や、悩みに合わせて、適切なトリートメントを選びましょう。
ステップ③: 粗い目のブラシで、優しくコーミング
粗い目のブラシやコームで、髪のもつれを優しくほぐします。
- ポイント: 目の細かいブラシを使うと、濡れた髪には負担が大きく、切れ毛や抜け毛の原因になるため注意しましょう。
ステップ④: ドライヤーは、根元から!
ドライヤーを使って、髪を乾かします。ドライヤーは、髪から20cm程度離し、同じ場所に長時間当てないようにしましょう。
- ポイント: まず、根元から乾かします。根元が濡れたままだと、雑菌が繁殖しやすくなるため、最初にしっかり乾かすことが重要です。
ステップ⑤: 中間部分は、手ぐしで風を通しながら
根元が乾いたら、中間部分を乾かします。手ぐしで髪を持ち上げ、内側から風を通すように乾かすと、ふんわりと仕上がります。
- ポイント: ドライヤーの風を、色々な方向から当てると、乾きムラを防げます。
ステップ⑥: 毛先は、最後に軽く
毛先は、最後に乾かします。毛先は、特にダメージを受けやすいので、乾かしすぎないように注意しましょう。
- ポイント: 毛先は、半乾き程度でOKです。
ステップ⑦: 冷風で仕上げ、ツヤ髪に!
最後に、冷風を当てて、髪を引き締めます。冷風を当てることで、キューティクルが閉じ、髪にツヤが出ます。
- ポイント: 冷風を、上から下に当てるようにすると、より効果的です。
4. 髪質別!おすすめの乾かし方
ここでは、髪質別におすすめの乾かし方をご紹介します。
硬毛・太い髪:
- ポイント: 乾きにくいので、根元からしっかり乾かすことが大切です。
- 乾かし方: タオルドライでしっかり水気をとった後、まずは地肌を乾かすイメージで全体にドライヤーをあてます。その後、髪の表面を乾かします。最後に冷風で仕上げましょう。
- おすすめアイテム: 保湿効果の高い、洗い流さないトリートメント
軟毛・細い髪:
- ポイント: ペタンとしやすいので、根元を立ち上げるように乾かすと、ふんわり仕上がります。
- 乾かし方: 下を向いて、後頭部から前に向かってドライヤーをあてると根元が立ち上がりやすくなります。最後に冷風で仕上げましょう。
- おすすめアイテム: ボリュームアップ効果のある、洗い流さないトリートメント
くせ毛:
- ポイント: くせを伸ばしたい場合は、髪を引っ張りながら乾かします。くせを活かしたい場合は、髪を揉み込むように乾かします。
- 乾かし方: 髪をいくつかのブロックに分け、ブローするように乾かすと良いでしょう。最後に冷風で仕上げます。
- おすすめアイテム: くせ毛用の洗い流さないトリートメント
5. 季節別!おすすめの乾かし方
ここでは、季節別におすすめの乾かし方をご紹介します。
夏:
- ポイント: 汗をかきやすく、頭皮が蒸れやすいので、しっかり乾かすことが大切です。
- 乾かし方: 送風や除湿機能を活用し、室温を下げてからドライヤーを使用しましょう。
- おすすめアイテム: 頭皮用の制汗スプレー
冬:
- ポイント: 空気が乾燥し、髪も乾燥しやすいので、保湿を心がけましょう。
- 乾かし方: 洗い流さないトリートメントでしっかり保湿を。ドライヤーを使う前に、保湿ミストを使うのも効果的です。
- おすすめアイテム: 保湿効果の高い、洗い流さないトリートメント
6. 忙しい人必見!時短ドライテクニック
「髪を乾かす時間がない!」という忙しい方のために、時短ドライテクニックをいくつかご紹介します。
テクニック①: マイクロファイバータオルを使う
マイクロファイバータオルは、吸水性に優れているため、通常のタオルよりも、髪の水分を素早く吸収することができます。
テクニック②: タオルドライ+自然乾燥
タオルドライで、髪の水分をしっかり拭き取った後、しばらく自然乾燥させることで、ドライヤーの時間を短縮できます。
- ポイント: 半乾きの状態で、洗い流さないトリートメントをなじませると、髪の広がりを抑え、まとまりやすくなります。
テクニック③: 粗い目のブラシでとかしながら乾かす
粗い目のブラシや、または目の粗いコームで髪をとかしながら乾かすと、髪の間に空気を含み、乾きが早くなります。また、ブラシで髪を整えながら乾かすことで、寝ぐせの予防にもなります。
目の粗いものを使うことで、髪への負担を減らすことが出来ます。
テクニック④: 複数種類のドライヤーを使い分ける
例えば、最初は風量の強いドライヤーで大まかに乾かし、仕上げに、低温で風量の優しいドライヤーを使うなど、ドライヤーを使い分けることで、効率的に髪を乾かすことができます。
また、頭皮用のドライヤーなどもあります。
テクニック⑤: 髪をいくつかのブロックに分けて乾かす
髪をいくつかのブロックに分けて乾かすことで、乾かしムラを防ぎ、効率的に乾かすことができます。
7. おすすめのドライヤー&洗い流さないトリートメント
ここでは、髪を早く乾かし、美髪を育むためにおすすめのドライヤーと洗い流さないトリートメントをご紹介します。
おすすめドライヤー
- ダイソン スーパーソニック: 強力な風で、髪を素早く乾かします。
- パナソニック ナノケア: 「ナノイー」で、髪に潤いを与えながら乾かします。
- ホリスティックキュア ドライヤー: テラヘルツ波で、髪を内側からケアします。
- リファ ビューテック ドライヤー: サロン帰りのような、しっとりまとまる髪に。
おすすめ洗い流さないトリートメント
- ミルボン エルジューダ: 髪質に合わせて選べる、幅広いラインナップ。
- ケラスターゼ ユイル クロノロジスト: 最高峰のオイルで、髪にツヤと潤いを与えます。
- ナプラ N. ポリッシュオイル: 天然由来成分で、髪に自然なツヤと束感を。
- モロッカンオイル トリートメント: アルガンオイル配合で、髪に潤いを与え、まとまりやすくします。
8. 髪を乾かさないで寝ることに関するQ&A
Q. 髪を乾かさないで寝ると、本当にハゲますか?
A. 髪を乾かさないで寝ることが、直接的なハゲの原因になるわけではありません。しかし、頭皮環境が悪化し、抜け毛が増える可能性はあります。頭皮の炎症やかゆみ、フケなどのトラブルがある場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。
Q. 濡れた髪を乾かすのと、自然乾燥、どちらが髪に良いですか?
A. 髪を濡れたまま放置すると、髪が傷みやすくなるため、ドライヤーで乾かすことをおすすめします。ただし、ドライヤーの熱も髪にダメージを与えるため、適切な距離と温度で使用することが大切です。
Q. 髪を乾かさないで寝ると、くせ毛になりますか?
A. 髪を乾かさないで寝ると、寝ぐせがつきやすくなります。しかし、それが直接的なくせ毛の原因になるわけではありません。
Q. 髪を早く乾かすには、ドライヤーの温度は高い方が良いですか?
A. 高温で乾かすと、髪へのダメージが大きくなります。髪を早く乾かしたい場合は、高温で長時間当てるのではなく、風量の強いドライヤーで、短時間で乾かすことをおすすめします。
Q. 髪を乾かす前に、ブラッシングしても良いですか?
A. 濡れた髪は傷みやすいので、目の粗いブラシか目の粗いコームで優しくブラッシングしましょう。目の細いブラシを使用すると切れ毛や抜け毛の原因になります。
9. 頭皮の臭い・乾燥対策で、さらに美髪へ!
頭皮の臭い対策
- 原因: 頭皮の皮脂や汗が、雑菌によって分解されることで発生します。
- 対策:
- 頭皮を丁寧に洗う
- 頭皮用のクレンジング剤を使う
- 頭皮をしっかり乾かす
- 通気性の良い帽子をかぶる
頭皮の乾燥対策
- 原因: 洗浄力の強いシャンプーの使用、ドライヤーの熱、紫外線など。
- 対策:
- 頭皮に優しいシャンプーを使う
- 頭皮用の保湿剤を使う
- ドライヤーの熱を当てすぎない
- 帽子や日傘で、頭皮を紫外線から守る
10. まとめ: 髪を乾かして寝る習慣で、美髪を手に入れよう!
髪の毛を乾かさないで寝ることは、髪や頭皮に様々な悪影響を及ぼします。
髪を乾かして寝ることは、美髪を保つための基本です。
この記事で紹介した情報を参考に、今日から髪を乾かして寝る習慣をつけましょう!
そして、健康的で美しい髪を、手に入れてくださいね!
あなたの美髪ライフを、心から応援しています!
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